咲阿知賀編ヒストリー
『阿知賀女子学院麻雀部のあゆみ』 
初稿:2015年11月15日
更新:2017年 5月 4日

阿知賀編完結から既に2年半が経過します。
あともうちょっとコラムとしてまとめたいことがあるのですが
なんともまとまらないうちに、時間だけは無情に過ぎています。

で、今回はちょっと気分転換と言いますか、
頭の中を整理してみたら、少しはスッキリするかな〜って。
そんなわけで、阿知賀女子学院に関する時期と事柄について、わかる範囲でまとめてみました。

参考資料は『咲-Saki-』『咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A』『シノハユ』『咲日和(主に阿知賀の巻)』
『アニメ版阿知賀編ドラマCD』『アニメ版阿知賀編ファンブック』
そして小林立先生のHP『dreamscape』といったところです。

公式に時期が明確なものもあれば、あくまで私個人の推測の範囲にとどまることもあります。
「え?これ、この時期じゃないだろ」とか「この時期に○○が入ってないぞ」とか
おいおい修正や追加が必要なところも多々あると思いますが、
まあ、そういうことも時折手を加えたりしながら、いずれ完成させられればいいかなぁ、と。

思いのほか長くなってビックリだよ!(笑)
もし興味と時間があれば、ごらんください。


この年表における登場人物
阿知賀女子学院高等部
麻雀部員(OG含む) 
高鴨穏乃 新子憧 松実玄 松実宥 鷺森灼 赤土晴絵 新子望
旧阿知賀こども麻雀クラブ
現阿知賀こども応援団 
ギバード桜子 山谷ひな 志崎綾 佐々岡よし子 辰巳春菜 米田未来 桐田凛
家族・関係者
原村和 高鴨綾乃 松実露子 鷺森公子 岡橋初瀬 小走やえ 白築慕
 ※慕ちゃんは関係者とはいいがたいのですが、シノハユに関する記述も若干あり、赤土さんと対局経験もあるので



現在の第71回インターハイ開催年を基準に、何年前のことか、それに関わったキャラクター(複数の場合は代表)をアイコンで表記して記述しています。
目安として、松実玄が生まれた後については、玄の年齢と学年を追記しています。
なんで玄が基準なのかというと、誕生月が部員の中で一番早い(学年としては一番遅い)からでもありますが…まあ、書いたのが私だからですねぇ(身もフタもない)


26年前
6月22日、赤土晴絵誕生

(小林立先生HP『dreamscape』 および 咲-Saki-14巻 CHARACTERS)

25年前
3月14日 火曜日 新子望誕生
(小林立先生HP『dreamscape』 および 咲-Saki-14巻 CHARACTERS)

 ※曜日の推定については後述(「17年前」の「4月13日」の記事参照)
  その8年前(=間にうるう年が必ず2回)なので、このようになるかと。

24〜20年前
現時点では阿知賀に関する特記事項は(多分)ありません。
おそらくは松実夫妻の結婚がこの頃なのでしょうけど。

19年前
晴絵・望、小学校に入学

 ※4年生の時点では赤土さんが吉野山小学校であることは確定しているのですが、
  入学した頃からそうだったとは限らないですかね。望さんの方もまだ小学生時代の姿が出てこないので不明。

18年前
8月24日、松実宥誕生

(小林立先生HP『dreamscape』 および 咲-Saki-14巻 CHARACTERS)


白築慕(当時は神奈川:千代崎小学校4年)、
母ナナが失踪したため、叔父の耕介に引き取られ、島根の湯町小学校へ転校する。
(シノハユ1巻 第1話 [慕@])

 ※母失踪と転校が4年生の間であること以上の時期は不明ですが、
  5年生になったばかりの頃に耕介さんに「こっちには慣れたか」と尋ねられているので、転校してまだ日が浅い
  少なくとも宥姉誕生より後であることは確かでしょう。学年が上がるのに合わせて島根へ移った可能性もありますね。
  その場合、この母失踪→慕転校の一連の出来事は、4年生でも終盤の3学期にあたると考えられ、
  年度はともかく、年としては次の「17年前」に含まれます。
  そのため、この年表では、シノハユのスタートを物語が確かに動き始めた17年前からとしています。

17年前

『シノハユ』
スタート

4月13日 日曜日。慕(島根:湯町小学校5年)、第11回松江麻雀大会に初挑戦。3位になる。
優勝・島根県代表は2年連続で瑞原はやり(北堀小学校5年)

(シノハユ1巻 第1〜3話 [慕@〜B])

 ※日付及び曜日に関する補足。
   「閑無@」にて松江大会が「4月」開催であると明記されていること
   「慕@」にて、「12」のカレンダーを見ながら「明日が大会」だと慕が考えていること。
   これらから4月13日であることがわかります。あとは13日が何曜日なのかですが
   祝日でもないのに朝(9時受付)からやってる県大会なら土日以外に考えにくく
   さらに大会の翌日に慕たちがいつものように学校へ通っているので、14日は平日。
   以上のことを総合すると、「4月13日 日曜日」であることが確認できると思います。

   ただし、阿知賀編3話の6月のカレンダーがそうであるように、
   (雑誌掲載時及び単行本初版では日付・曜日が記されていましたが、後の版ではぼかし表記になりました)
   単行本の後の版で修正されている場合は、この限りではありません。その時はご容赦ください。


4月14日 月曜日 鷺森灼誕生

(小林立先生HP『dreamscape』 および 咲-Saki-14巻 CHARACTERS)

 ※偶然ですけど、松江大会の翌日。つまり慕ちゃんが閑無ちゃんたちと親しくなった日が灼の誕生日なんですね。
   なお、上記の松江大会の日付から、現時点で阿知賀では灼に限り、生まれた曜日まで特定できます。
   あとのメンバーは正確には特定できません。(うるう年=2月29日が存在する可能性があるため。その場合1日ずれる)
   要するに、現時点で3月1日生まれの高校3年生〜2月28日生まれの高校2年生については、曜日の特定が可能です。
   簡単に言えば3月生まれの3年生と、3月生まれ以外の2年生なら、ということです。
   2年生キャラは大半が特定できる計算になりますね(たとえば智紀以外の龍門渕勢)

   ちなみに「4月14日が月曜日」は、最近では昨年2014年のカレンダーがこれに該当します。
   もしまだお持ちなら、開いてみると上記の範囲のキャラクターなら誕生曜日が一目でわかりますね。
   ただし、これも上記の通り、後に修正されている可能性がありますので、あしからず。


この頃、松実姉妹の母、露子が赤土晴絵に麻雀の基礎を教える。
(シノハユ4巻 第17話[湯町の子A])

 ※正確な時期は不明ですが、翌年が赤土さんの大会初出場の印象を受けるため、
  宥姉誕生から玄誕生までの時期くらいが妥当かと。

16年前
(玄0歳)

3月15日、松実玄誕生

(小林立先生HP『dreamscape』 および 咲-Saki-14巻 CHARACTERS)

 ※上記の灼誕生の項目でも触れている通り、この年がうるう年の可能性があるため、正確な曜日の特定はできません。
  うるう年なら月曜日、なければ日曜日であることまではわかるんですけどね。二者択一です。
  もっともうるう年は4年に1度なので、75%の確率で日曜日です。


4月8日、高鴨穏乃誕生
(小林立先生HP『dreamscape』 および 咲-Saki-14巻 CHARACTERS)


4月11日または12日(推定)。慕(6年生)、2度目の松江大会(第12回)に挑戦。全国大会出場を決める。
(シノハユ4巻 第15話[悠彗B])


5月17日、新子憧誕生
(小林立先生HP『dreamscape』 および 咲-Saki-14巻 CHARACTERS)


5〜6月頃。赤土晴絵(当時小学4年生)、吉野山小学校から奈良県予選に出場。
決勝まで全てAトップ(※対局者を全員マイナスにすること)で全国大会行きを決める。
(シノハユ4巻 第16話[湯町の子@])

 ※奈良県代表はあともう1人いるとのことですが、望さんではなさそう。なお、そのもう1人は1回戦で敗退したとか。
  (小林立先生HP『dreamscape』 15.05.28の日記)


上記の翌日または数日後。宥・玄の姉妹を育児中の松実露子、晴絵が全国大会行きを決めたことの報告を受ける。
(シノハユ4巻 第17話[湯町の子A])


8月、赤土晴絵、全国大会に出場。ベスト8の結果を残す。
準決勝にて、白築慕(島根:湯町6年)・小禄心(沖縄:運天原5年)・星野沙夕菜(新潟:白山浦6年)と対戦。
僅差の3位で惜敗。自分を破った慕と、3年後に自分が中学生になった時にインターミドルで再会することを約束する。
また、同じ卓で戦った心に懇願され、決勝に臨むにあたってのアドバイスをする。
(シノハユ5巻 第23話[全国C]〜第24話[全国D])


上記同日。
全国大会決勝にて小禄心(沖縄:運天原5年)・善野一美(大阪:堂島6年)・三尋木咏(神奈川:不動山3年)と対戦し3位入賞。
優勝は小禄心。
(シノハユ5巻 第24話[全国D])


10月4日、原村和誕生
(小林立先生HP『dreamscape』 および 咲-Saki-14巻 CHARACTERS)

15年前
(玄1歳)

宥3歳。この頃から麻雀を始める
(小林立先生HP『dreamscape』 14.03.05の日記)

14年前
(玄2歳)

灼3歳。この頃から麻雀を始める。
(小林立先生HP『dreamscape』 14.03.05の日記)

13年前
(玄3歳)
幼稚園年少

玄3歳。この頃から麻雀を始める。
(小林立先生HP『dreamscape』 14.03.05の日記)

いつの時期か不明ながら、母露子から「玄はもう少しドラを大事にしなさい」と言われる。
(阿知賀編2巻 第5局[強豪])


3月末、晴絵(と望)が小学校を卒業。晴絵は阿知賀女子学院以外の中学校に進学(したはず)

 ※阿知賀女子学院「以外」となるのは、チームが解散したため実業団を退き、阿知賀へ戻ってきた赤土さんが
  阿知賀女子学院校舎を見て、「ここに3年通った」と明言している点です。
  (阿知賀編1巻 第2局[始動]) 

  現在の阿知賀は中高一貫なので中学から通っていたなら6年間。
  なのに3年ということは、阿知賀には高校から入ったということになるでしょう。ちょうど今の憧と同じ立場です。
  なぜ中学校では阿知賀に行かなかったのかというと、当時はまだ中高一貫ではなかったことも考えられますが
  小4の時に「インターミドルで会いましょう」と慕と約束したことなどから、インターミドルを目指すにあたり、
  自分の腕を伸ばすため、より適した学校を目指したのではないかと推測できます。これも憧の考え方に近いですね。

  しかし、それならなぜ高校ではインターハイの鉄板校である晩成ではなく、あえて阿知賀に来たのか?
  穏乃に対する憧がそうであったように、そこには同級生の望さんや、師匠である松実露子さん。
  何らかの人に対する思いが込められていたのではないかと思われます。


12月6日 木曜日 佐々岡よし子誕生

(小林立先生HP『dreamscape』 および 咲-Saki-14巻 CHARACTERS)
 ※曜日については「4年前の4月13日が日曜日」であるという推測からの計算。
  4年差なので、「確実にうるう年が1回」ということから特定できます。

12年前
(玄3〜4歳)
幼年少〜年中

1月30日 水曜日 志崎綾誕生
(小林立先生HP『dreamscape』 および 咲-Saki-14巻 CHARACTERS)
 ※曜日については上記の通り


5月8日、桐田凛誕生
(小林立先生HP『dreamscape』 および 咲-Saki-14巻 CHARACTERS)
 ※3月以降の子については、またうるう年(2月29日)の有無によって曜日がずれます。


5月19日、辰巳春菜誕生

(小林立先生HP『dreamscape』 および 咲-Saki-14巻 CHARACTERS)


12月23日、ギバード桜子誕生
(小林立先生HP『dreamscape』 および 咲-Saki-14巻 CHARACTERS)

11年前
(玄5歳)
幼稚園年長

灼と玄、幼稚園の年長に。この頃、灼が松実館を訪れ、松実家(姉妹のお父さんたち)と麻雀で遊ぶ。
(阿知賀編1巻 第2局[始動])


宥、小学校へ入学する。(吉野山小かどうかは不明)

 ※コラム6で記しましたが、小学校から穏乃たちと通っている学校が同じだとすると
   「マフラーをしている上級生」に穏乃が中1になってから気づく(阿知賀編1巻 第2局[始動])
  というのは時間がかかりすぎている感があるので
  通学に利用していたバスは同じでも、穏乃たちとは別の学校に通っていた可能性が高いと私は考えています。


4月29日、山谷ひな誕生

(小林立先生HP『dreamscape』 および 咲-Saki-14巻 CHARACTERS)


6月3日、米田未来誕生

(小林立先生HP『dreamscape』 および 咲-Saki-14巻 CHARACTERS)

10年前
(玄6歳)
小学1年生

「阿知賀の
レジェンド」

3月末、晴絵が中学校を卒業。阿知賀女子学院高等部へ進学する。新子望も同高等部へ。
(阿知賀編1巻 第1局[邂逅])


4月、晴絵が高1にして阿知賀女子学院麻雀部の部長に就任する。
(阿知賀編5巻 第16局[憧憬])


4月、玄と灼が小学校へ入学する。

 ※入学先はどちらも不明。おそらく住んでいる地域が違うため、
  (玄は吉野山=吉野町ですが、玄が灼に会うために歩いた道の背景からすると、灼は大淀町?)
  校区の点から、通った小学校は別々だったのではないかと考えられます。


この頃、松実姉妹の母露子が死去?

 ※もちろん、現時点では正確な時期はわかりませんが、
  コラム7にて記したように、現在わかる状況からこの時期ではないかと推定しました。
  松実姉妹、赤土さん、ひいては阿知賀女子全体に関わることなので、
  いずれ咲本編またはシノハユにて語られることなのではないかと思います。
  経緯を知りたい一方で、読むのが辛い話ですが…


6月頃、晴絵が率いる阿知賀女子学院麻雀部が奈良の常連である晩成高校を破り、インターハイ初出場を決める。
この実績から、後に「阿知賀のレジェンド」と呼ばれる。

(阿知賀編1巻 第1局[邂逅])


灼、赤土晴絵のファンになる。
(阿知賀編1巻 第2局[始動])

 ※赤土さんが自身が小学生の頃から活躍していたことや、
   灼が赤土さんの昔の牌譜をたくさん読み、それが後の準決勝副将戦で活かされたことを考えると、
   時期はもうちょっと早いかもしれません。
   (8月のインターハイ敗退をきっかけにリタイアしたのだとすると、期間が短く感じられるので)
   ただ、赤土さん・灼ともに松実露子さんを通して接点があったにも関わらず、
   赤土さんのインターハイ敗退後まで面識がなかったことを踏まえると
   露子さんが衰弱そして逝去に至るまで、灼に赤土さんと関わる機会はなかったのではないかと考えられます。
   全国行きが決定した後は、「小学生相手でも練習してはいけない」という
   当時インターハイに存在したルール(阿知賀編1巻 第3局[接触])ゆえに
   おそらく赤土さんへの気遣いのため、灼の方が接触を避けています。(コラム6
   宥姉が「灼が赤土さんの大ファン」だと知ったのは、露子さんの法要のために灼が松実家を訪れた時かな、と。

 ※あるいは、赤土さんが中学時代の「阿知賀にいなかった時期」からのファンだという推測も成り立ちます。
   この方が、宥姉と赤土さんについて話す機会が持ちやすいのでより自然かもしれませんね。
   しかし、この場合でも、赤土さんが阿知賀に戻ってきてからも、
   まだ全国行きを決める前、「ルール」が発生する前の段階でも、灼は赤土さんとは会わなかったことになります。
   いずれにせよ、露子さんの死が二人の間をつなぐ機会を失わせてしまったのでないかと考えられます。


インターハイ前。阿知賀女子が強化合宿。後の晴絵曰く、一番印象に残ったのは「カレーがおいしくなかった」こと。
(咲日和3巻 阿知賀の巻B)

その後、地元の壮行会と見送りを受け、インターハイへ出発する。
(阿知賀編1巻 第2局[始動])


8月、インターハイにて。準決勝までは順調に勝ち進むものの
準決勝先鋒戦にて、小鍛治健夜(茨城:土浦女子)・瑞原はやり(島根:朝酌女子)・野依理沙(福岡:新道寺女子)と対戦。
小鍛治健夜に跳満以上の直撃を与えて一矢報いるものの、惨敗。チームも敗退する。
この時の敗北でしばらく牌が持てなくなるほどのショックを受ける。
(阿知賀編1巻 第1局[邂逅] 対戦相手全員については「シノハユ0話」※単行本未収録 にて判明)

なお、この年の優勝は小鍛治健夜の土浦女子。
(咲-Saki-8巻 番外編[ふくよかにすこやかに])


上記から数日後。灼、吉野山へ戻ってきた晴絵を迎え、ネクタイをもらう。
しかし、この後、晴絵が麻雀をやめてしまったため、それに合わせるかのように、灼も麻雀をやめてしまう。
この頃から、松実家とも疎遠になる。
(阿知賀編1巻 第2局[始動])

 ※ただし、灼の麻雀歴について、松実姉妹共々「3歳からずっとです」と説明されているため
   赤土さんや松実姉妹とは距離を置きつつも、麻雀そのものは手放していなかったとも考えられます。
   (実際赤土さんからもらったネクタイは、引き出しの中の、いつでも取り出せるところに保管されていました)
   (小林立先生HP『dreamscape』 14.03.05の日記)


この頃の夏?宥、外でマフラー姿を男子3人にからかわれ、妹の玄に助けられる。
ずっと妹に助けられてきたことの象徴として、その後長く宥の心に残る。
(阿知賀編2巻 第6局[奪回])


母死去後の玄、母の写真があまり残っていないことにアルバムを見てしばしば嘆く。
そのためか後に自分で写真をよく撮るようになる。
(「咲-Saki-全国編」スペシャルコミック収録 阿知賀編[特別編])

また手にドラがくるたび、「ドラを大事に」という母の言葉を思い出し、手役よりドラを集めるようになる。
(阿知賀編2巻 第5局[強豪])

時期不明
(10年前以降)

鷺森家、灼の両親の所在がわからなくなる。
(のちの部員探しの際に宥姉が灼のことを紹介する時、
 「鷺森さんとこの灼ちゃん」と灼だけでなく、鷺森家とも面識があるように話しており
 露子さんが健在の頃は、灼を連れて松実館を訪れていたものと考えられるのですが・・・)
  (阿知賀編1巻 第2局[始動])

灼はボウリング場「Sagimori Lanes」を経営する、祖母の公子のもとで育てられる。
灼も受付の仕事をするなどして、経営を手伝う。なお、ボウリング自体は上手でも下手でもないくらいのレベルなのだとか
(咲-Saki-14巻 CHARACTERS 灼のメモ欄)


阿知賀女子学院の制服のネクタイがリボン型に変わる。

 ※リボンだけとはいえ、制服の一部が変わると言うのは学校としては比較的大きなことです。
  灼が昔からのネクタイをしても特に言及がないところからすると、どちらでもよいという扱いのようですが
  (何せ全身防寒着で通学する子や、ジャージで公式試合に出てる子もいますし。その辺の校則は緩そう)
  背景等に描かれてる一般学生も含め、他の学生は全員リボンなので、今はリボン型の方が大勢を占めているようです。

  で、なんでリボンが採用されたのかというと、推測ですが、この頃に阿知賀が中高一貫校になり
  それを機に制服がリニューアルされたのではないでしょうか。新旧であまり違和感のない範囲で。
  それなら「赤土さんが中学時代は阿知賀に通っていなかった」ことの理由としても一応成立します。
  そう言えば、チェックのスカート(3話の阿知賀部員や阿知賀時代の和が着用)や、黄色またはピンクのカーディガンも
  今のところ赤土さんや望さんは着てないですしね。ブレザーは一緒みたいですが(※シノハユ5巻表紙)
  これらも着用は各々の判断にまかせるという扱いで、同時期に追加された可能性も。

9年前
(玄7歳)
小学2年生

4月、穏乃と憧が吉野山小学校へ入学する。

 ※実際には吉野山小と明記されたことはないのですが、二人とも吉野山に住んでいることは確かなので
  赤土さんやこどもクラブの面々が通っている(いた)ことも踏まえ、吉野山小でほぼ間違いないでしょう。
  ただし、穏乃たちがバス通学だったことから、吉野山にかつて実在した吉野山小学校とは立地が異なります。
  実際の吉野山小学校は、阿知賀編第1局の冒頭の場所(銅の鳥居)から徒歩でも10分あれば行けるところで
  わざわざバスを待つ必要がありませんので。
  (というか第1局冒頭の穏乃がバスを見つけたところから、銅の鳥居までの間で既に通り過ぎてます)


穏乃のクラスで、箱の中から紙を引き、書かれた内容を実行する、おみくじ指令書が流行する。
穏乃、「その日のうちにテレビゲームで対戦して100回勝つ」という無茶な指令書を引き、達成する。
(咲日和2巻 [阿知賀の巻A])


憧、↑に付き合わされる…(つまり100回負けたと言うこと。辰巳春菜曰く「そのほうがすごい…」)
(咲日和2巻 [阿知賀の巻A])


6月頃。晴絵が引退し、去年の3年が卒業してしまった阿知賀女子学院麻雀部、県予選にて初戦で敗退する。
代表の座は再び晩成高校へ。
(阿知賀編1巻 第1局[邂逅])

8年前
(玄8歳)
小学3年生

望、高校3年の夏をもって麻雀部を引退(したと思われる)

 ※望さんも赤土さん同様、早期に引退した可能性もあるのですが
  いくらかつて人気があったとはいえ、部をリタイアした赤土さんのための場所を学校が提供してくれたところからすると
  リタイア2人では説得力に欠けるので、望さんの方は麻雀部に最後まで参加していたのではないかな、と。

7年前
(玄9歳)
小学4年生

3月末。晴絵と望が阿知賀女子学院高等部を卒業する。
このころ阿知賀女子学院麻雀部が一度廃部になる。
(阿知賀編1巻 第1局[邂逅])

 ※廃部の時期は不明ですが、あるいは部に残っていたであろう望さんの卒業・引退にともなってでしょうか?


4月。晴絵が大学に進学する。(大学名・学部は不明。教員資格を持っていたところからすると4年制の大学)
インカレなどには参加せず。
(阿知賀編1巻 第1局[邂逅])

6年前
(玄10歳)
小学5年生

志崎綾・佐々岡よし子、小学校に入学する。

 ※なお、年少組の他5人は吉野山小であることが明記されていますが、この2人については現時点では校名は確認できません。
  たぶん同様に吉野山小でしょう、といったところ。


原村和(小学4年生)、東京の病院で麻雀を覚える。
(小林立先生HP『dreamscape』15.05.28の日記)

5年前
(玄11歳)
小学6年生

4月。宥、阿知賀女子学院中等部に入学する。


同4月。ギバード桜子・辰巳春菜・桐田凛、吉野山小学校に入学する。
(小林立先生HP『dreamscape』 および 咲-Saki-14巻 CHARACTERS)


穏乃(小学5年生)、この頃までは祖父とともに全国の山を渡り歩いていた。
(咲-Saki-14巻 CHARACTERS 穏乃のメモ欄)


全国の山へ連れ歩いてくれた穏乃の祖父、この頃に亡くなる。
祖父の逝去後、麻雀に夢中になる。
(咲-Saki-16巻 第155局[証果])

 ※Aブロック準決勝時において、穏乃について衣が咲に話した内容より。
  上記の通り「小5まで祖父と日本中の山を登っていて」、「祖父亡きあとに麻雀に夢中になり」
  「小6の始めにはこども麻雀クラブに通っており、和を誘った」わけですから
  穏乃のおじいさんが亡くなったのは、必然的に穏乃が5年生の時ということになります。
  死因はわかりませんが、病気だとしてもそれほど長い闘病生活ではなかったようですね。直前まで山巡りをしていたようですし。
  かといって事故、それも山にまつわることでもおそらくないと思います。
  もしそうなら「おじいちゃんの命を奪ったもの」として、むしろ山嫌いになっていてもおかしくないですから。

  ところでこんな身の上話を衣にしていたわけですから、龍門渕との練習試合の時に衣と結構親しくなれたみたいですね。
  穏乃は衣のことを「天江さん」と礼儀正しく呼ぶので、「衣おねえさん」的にそこが気に入ったのかもしれません。
  もちろん咲たちに「衣ちゃん」と呼ばれるのも、「ちゃんではなく」と言いつつも、それはそれで心地よいでしょうけど。


玄、穏乃に麻雀の基礎を教える。穏乃、麻雀の「山」に興奮する。
(阿知賀編6巻 最終局[軌跡])


望の発案で、旧麻雀部室にて晴絵を講師とした「阿知賀こども麻雀クラブ」を開設する。
当時のメンバーは玄(小6)穏乃・憧(小5)綾・よし子(小2)桜子・凛・春菜(小1)ひな・未来(年長)
(阿知賀編1巻 第1局[邂逅])


クラブの一員になった玄、「思い出づくりに」と、カメラでしばしば写真撮影をする。
(「咲-Saki-全国編」スペシャルコミック収録 阿知賀編[特別編] および 咲日和 [阿知賀の巻E])

 ※こどもクラブ時代に、後に転入してきた和も交えて写真撮影をしているイラストも(咲日和2巻 中扉ページ)


玄とは対照的に、灼、「阿知賀こども麻雀クラブ」の講師が晴絵であることを知るが
「子どもと戯れるあの人なんて」と好意的には受け取れず、あえて距離を置く。
(阿知賀編1巻 第2局[始動])

4年前
(玄12歳) 
中学1年生

阿知賀編
第一局
「邂逅」
スタート

4月。玄、阿知賀女子学院中等部に入学する。※灼も同じだと思いますが、高等部からの編入の可能性もあり
小学生の時から引き続いて阿知賀こども麻雀クラブに通う。
(阿知賀編1巻 第1局[邂逅])


同4月。山谷ひな・米田未来、吉野山小学校へ入学する。
(小林立先生HP『dreamscape』 および 咲-Saki-14巻 CHARACTERS)


同4月。原村和(当時小学6年生)、東京から吉野山小学校へ転校してくる。穏乃・憧と同クラスになる。
(阿知賀編1巻 第1局[邂逅])

 ※この阿知賀編第1局にて、和のフリフリの服装を見て、憧が「それ東京で流行ってんの?」と言っていることから
  転校前は東京にいたことがうかがえます。小4時に麻雀を覚えたのも東京の病院ということでした。


上記直後。こどもクラブにて占いが流行。
そこから発展した(?)5年ぶりのおみくじ指令書で盛り上がる。その際、憧から「おっぱい転校生」が話題にあがる。
(咲日和2巻 [阿知賀の巻A])


さらにその直後(まだ桜が咲いている時期)
和、穏乃と憧に誘われて、阿知賀こども麻雀クラブに入部する。その後、吉野山でお花見をする。
(阿知賀編1巻 第1局[邂逅])


同時期。穏乃、憧・和と競走。穏乃には及ばないものの健闘を称えて、和とユニフォーム(私服)を交換する。
穏乃(フリル付ドレス)・和(胸のきついジャージ)。お互い「おそろしく似合わない」姿に。
(阿知賀編1巻 カバー下 裏面[咲阿知賀編残念物語])


6月22日。晴絵の誕生日を祝う会をクラブ室で行う。
(阿知賀編1巻 第1局[邂逅])


晴絵引率で、穏乃・憧・玄・和が吉野川へ河水浴に行く。この時の記事が晴絵のブログ「ハルエニッキ」に写真と共に掲載
この際、玄が憧と和に、自分のドラに関する制約と母露子との思い出を話す。
(阿知賀編2巻 第5局[強豪] および 咲-Saki-11巻 第105局[旧友])


上記と同時期(こちらでは水着に着替えているため同じ日かは不明)。吉野川で川遊び。
穏乃と憧で水鉄砲を撃ちあうも決着つかず。
(阿知賀編1巻 第1局[邂逅] および 咲日和5巻 [阿知賀の巻D])


夏〜秋頃、阿知賀こども麻雀クラブができた経緯について、穏乃が和に話す。
「赤土さんがいなくなればクラブがなくなるのでは」と和に言われ、穏乃、ショックを受ける。
(阿知賀編1巻 第1局[邂逅])


穏乃の母綾乃、「かつて阿知賀女子を負かした」小鍛治健夜の九冠をかけたタイトル戦をテレビで観戦する。
穏乃にも声をかけたが、見なかった。
(阿知賀編1巻 第1局[邂逅])

 ※ところで、この小鍛治プロの九冠をかけた戦い、どうなったのでしょう?
  史上最年少の八冠であることは言われても、史上初の九冠達成については言及されたことがないので
  九つ目のタイトルは取れなかったのでしょうか。
  でも国内無敗(アニメ阿知賀編BD特典 麻雀プロカードの記述)なんですよね、すこやん?
  (無敗=全てトップ、ではないということでしょうか)


秋〜冬頃。小学校卒業後の進路について。憧、穏乃と和が阿知賀へ進学する意思を持っている中、
麻雀をすることを目的に、一人阿太峯中へ行くつもりであることを伝える。
(阿知賀編1巻 第1局[邂逅])


上記同日。晴絵が福岡エバーグリーンズの熊倉トシ監督の誘いを受け、実業団への入団を決める。
(阿知賀編1巻 第1局[邂逅])


上記同日。穏乃、晴絵の実業団入りが決まった様子を、何も言わずに静かに見守る…
(阿知賀編1巻 第1局[邂逅])

3年前
(玄12〜13歳)
中1〜中2

2〜3月頃。晴絵が大学を卒業する。吉野を離れ、福岡へ。
クラブ室にて壮行会。この日をもって阿知賀こども麻雀クラブが解散する。
(阿知賀編1巻 第1局[邂逅])

 ※一見、熊倉さんに誘われてすぐに入団したような印象を受けるのですが
   赤土さんが教員資格を持っている(阿知賀編1巻 第2局[始動])ところからすると、
   4年制の大学を中退ではなく卒業したと考えられるので
   年度末、少なくとも卒業が認められる時期までは吉野にいたものと考えられます。
   もっとも、福岡へ移るにあたっての準備もあるので、クラブを閉じたのは卒業よりいくらか前のことでしょうけどね。


咲阿知賀編 ミニコラム〜もしもあの時、熊倉さんが来なかったら?〜

 ※2015年11月23日の雑記からの抜粋・改訂版です。


 唐突に、ふと頭をよぎった「阿知賀女子学院if」です。
 今回、時系列順に整理して改めて思いましたが、赤土さん、熊倉さんがスカウトに来た時点で大学の4回生なんですよ。
 その年度に卒業して(ちゃんと卒業したからこそ「教員資格」を持ってる、はず)
 福岡に移ったわけですから、単位も足りてるし、留年はない。
 だから熊倉さんが来なくても、赤土さんはどのみち、あの年度中に進路を考えないといけない立場だったわけです。

 でも実際にはしていたのかもしれませんが、ざっと読んだ感じでは、就職活動っぽいことをしている印象はありません。
 もし熊倉さんの誘いがなければ、赤土さんは果たしてどのような道を目指していたのでしょうか?


 現段階で示されている要素から考えると、進路は2つ。1つは「大学院」に進むこと。
 阿知賀編や、シノハユでも大いにクローズアップされましたが、赤土さんは資料分析を得意とする研究者肌です。
 その視野は麻雀以外の分野でも活用できるのではないでしょうか。
 (立先生のHPによると、はやりんこと瑞原はやりプロも、断念したけど、研究者への道を視野に入れていた時期があったようです)
 自らの持ち味を活かして、なんらかの研究の道に進んだと言う可能性もなくはないですね。


 そしてもう1つ、こちらの方がより可能性が高いのではないかと思いますが、上述の通り、「教員資格」を取っていたというところがポイントですね。
 つまり先生、もっと言えば「阿知賀女子学院の教職員」になっていたのではないかと。
 この教員資格の取得は、後に実業団がなくなってしまい、帰郷してからも役に立ったわけですが
 たまたま持っていたから功を奏した、というより、大学時代に、教員になることを進路として考えていたということの方がよりしっくりする気がします。

 そうだとすると、こども麻雀クラブで小さい子たちを相手に指導していたのも、
 いわば「教育実習」のようなもので、いずれ先生になるための経験として役に立つし、学校とのつながりを作るきっかけにもなる。
 さすがにゆくゆくは阿知賀女子学院の、とクラブができた段階でそこまで考えるのは、赤土さん自身には虫がよすぎる話かもしれませんが、
 赤土さんの復帰を後押ししたい望さんの立場からすればありえると思います。
 (実際、クラブの創設を提案したのも、学院への就職の道を促したのも望さん)


 熊倉さんが来たと思われる秋以降には、公立の教員採用試験はとっくに終わっていると思いますが
 中高一貫のお嬢様校である阿知賀女子学院は、当然私立校でしょうから
 学校の判断で独自に採用してもらえる望みは十分ある(後に本当に採用してもらえた)
 そんな感じで、もし熊倉さんが来なかったとしたら、
 次年度、「阿知賀女子学院の新しい先生」である赤土さんのもとで、阿知賀こども麻雀クラブは維持。
 むしろそれまで唯一の学生だった玄に加えて、穏乃・和が入学してくるので
 さらに次の年に和は転校してしまうにしても、玄と穏乃で同好会に必要な人数枠である「2人」は必ず残る。
 麻雀部とまではいかなくても、同好会として、クラブ時代よりも発展した形で活動できていたかもしれませんね。
 集まる場所さえあれば、和とも疎遠になることなく、円満にお別れできていた可能性も高いです。


 ・・・もっとも、まあこれはこれで幸せかもしれませんが
 灼が胸中に抱えたわだかまりは解消できないままだったかもしれませんし、
 「和に追いつきたい!」という穏乃の気持ちは、疎遠を経験したからこその情熱であるとも言えるので
 インターミドルにおける和の活躍を知った時、果たしてあれほど熱く自らを突き動かすことができたかどうか。
 そして何より、かつて阿知賀のレジェンドとまで呼ばれた赤土さんは、赤土先生として、
 阿知賀女子学院の教職員として、麻雀界的には埋もれたままであったかもしれません。

 実際に物語として描かれた「高みにのぼりうる可能性」を知らなければ、「概ね幸せな日常」といったところでしょうか。
 これはこれで、特に玄ちゃんあたりは十分満足だったでしょうけど、みんなの願いを叶え、前に向かうためには・・・
 う〜ん、難しいものですね。


※なお、赤土さんが教員になった場合、担当できる教科は「情報」「地歴(地理・歴史)」などがあるそうです。
(小林立先生HP『dreamscape』 16.08.03の日記)


クラブ解散後。玄が毎週木曜日には部室を訪れて掃除をする。(以降、この活動が2年以上続くことになる)
(阿知賀編1巻 第1局[邂逅])


4月、憧、阿太峯中に入学する。この頃から時間が合わなくなったのか、放課後でも穏乃たちと遊ばなくなる。
(阿知賀編1巻 第1局[邂逅])

一方で、同学年の岡橋初瀬と阿太峯で知り合い、親しくなる。
(阿知賀編3巻 [番外編])


同4月、穏乃と和、阿知賀女子学院中等部に入学する。しかしクラスは別々になった。
(阿知賀編1巻 第1局[邂逅])


入学してしばらく。和、来年には転校する見込みであることを穏乃に伝える。
(阿知賀編1巻 第1局[邂逅])

以降、穏乃とも疎遠になり、穏乃は山へ、和はネット麻雀で過ごす日々が続いた。
(咲-Saki-9巻 番外編[高遠原] および 阿知賀編3巻 [番外編])


宥中3。夏でもマフラー装備の姿が穏乃たち中1のクラスで話題になる。
(阿知賀編1巻 第2局[始動])

 ※ここでようやく穏乃が宥の存在を少しだけ知ります。
  玄に姉がいることは、クラブ時代に玄が少なくとも1回は話しているのを聞いていますが
  (第1局[邂逅]にて。和を見た玄「お若いのにうちのお姉ちゃんと同じかそれ以上のものをおもちで・・・」)
  名前など詳細を知るのはまだ先の話。

2年前
(玄13〜14歳)
中2〜中3

3月。クラブ解散後も一緒に遊んでいた山谷ひな(小2)・ギバード桜子(小3)・志崎綾(小4)
三麻ではつまらないし、久しぶりに行って「気分を高めてみたい所存」というひなの提案で阿知賀女子学院を訪ねる。
(阿知賀編3巻 [番外編])


上記同日(木曜日)。部室の掃除を続けていたところにひな・桜子・綾の3人が遊びに来る。
その後、さらに和をともなって、穏乃・憧の元を訪ね歩く。
結局2人には会えなかったが、「またいつか」と願いを心に抱く。
(阿知賀編3巻 [番外編])


4月。先月の再会もつかの間、和が吉野山から長野県高遠原中学へ転校する。
その後、転校先で知り合った片岡優希と、花田煌が部長を務める高遠原中学麻雀部に入部する。
ただしこの年のインターミドルのエントリーには間に合わず。(翌年、花田煌は福岡の新道寺女子へ進学)
(咲-Saki-9巻 番外編[高遠原])

1年前
(玄15歳)
高校1年生

玄、阿知賀女子学院高等部へ進学。灼とクラスメイトになる。
(阿知賀編1巻 第2局[始動])


春〜夏頃?長年使っていたと思われる玄のカメラが壊れる。
(「咲-Saki-全国編」スペシャルコミック収録 阿知賀編[特別編])

 ※特別編において、宥姉曰く、クラブ時代よく写真を撮っていた玄が今は撮っていないのは「カメラが去年くらいに壊れたから」
  穏乃や憧が長く撮影している姿を見かけていないということは、壊れたのは下記の再会よりも前になります。
  去年「くらい」なので、年末年始頃の、もうちょっと早い時期かもしれません。


8月。インターミドル個人戦にて、和が全国優勝を果たす。
(咲-Saki-1巻 第1話[出会い]・第1局[対立] および 阿知賀編1巻 第1局[邂逅])


上記同日。和の優勝をテレビで目の当たりにした穏乃がダッシュ。奮起して、再び和と会うために麻雀を志す。
阿太峯から阿知賀への進学を決めた憧、部室を掃除していた玄とともに、阿知賀女子学院麻雀部の復活をはかる。
前段階として、2人から可能な「阿知賀女子学院麻雀同好会」が発足する。(初期会員:玄・穏乃。ゲストで憧)

(阿知賀編1巻 第1局[邂逅])


上記同日。穏乃、憧の容姿の成長ぶりと自分の変わらなさぶりを見比べて涙する…(本日2回目のダッシュ)
(阿知賀編1巻 カバー下 表面 [咲阿知賀編残酷物語])


上記から間もなく。宥、妹の玄に誘われて麻雀部への入部を決める。
(阿知賀編1巻 第2局[始動])


夏休み期間中。宥、クラスメイトの吉川さん・中島さんを麻雀部に誘うが入部までは無理と断られる。
(咲日和4巻 [阿知賀の巻C])

 ※なかなか候補が見つからなくて、ノートに「バツばっかり〜」が埋まるわけですが(阿知賀編1巻 第2局[始動])
  中高一貫校の阿知賀で、だいたいは中学で入学以来
  何年も部活動に入っていない人(部活に興味がないか、そのヒマがない)から
  探さないといけないので、難易度は結構高かったのです。
  数合わせ程度ならいざ知らず、インターハイを目指すとなると、かけもちでは到底無理な注文ですし。


夏休み期間中。灼、宥と穏乃の提案を受けて誘いに来た玄と「Sagimori Lanes」にて対面。
最初は難色を示したが、晴絵が実業団で活躍していることを聞いて翻意する。
(阿知賀編1巻 第2局[始動])


9月。新学期に入り、玄、同好会で部室の使用が認められたことと、宥・灼が同好会員(部員候補)になったことを報告する。
(阿知賀編1巻 第2局[始動])


冬。晴絵が所属していた福岡エバーグリーンズ、親会社の経営難のため
日本リーグのプレーオフまで進む健闘を見せるものの、解散を余儀なくされる。
チームがなくなっても社員として扱ってくれたが、やはり身の置き所がなく、雪の降る日に吉野山へ帰郷する。
(阿知賀編1巻 第2局[始動])


上記同日。望、帰郷した晴絵を阿知賀女子学院へ案内。来春復活する見込みの麻雀部の顧問になることを促す。
これをもって麻雀部のレギュラー5人と顧問が揃う見通しが立つ。
(阿知賀編1巻 第2局[始動])

 ※ここまで書いてみると、出番こそ多くないものの、やっぱり望さんの果たした役回りって大きいですねぇ…

今年@
(玄16歳)
高1〜高2

「咲-Saki-」
本編
スタート

3月15日。玄、誕生日祝いにと穏乃・憧・宥・灼から大阪で買ってきてくれたカメラを貰う。
さっそく撮った最初の集合写真を母の写真と共に飾る。麻雀部始動後もこのカメラを愛用。
(「咲-Saki-全国編」スペシャルコミック収録 阿知賀編[特別編] および 咲日和5巻 [阿知賀の巻E])


上記同日。
憧たち、カメラを買うために訪れた大阪(梅田スカイビル周辺)で、後にインターハイで戦う千里山の江口セーラたちとニアミスする。
(「咲-Saki-全国編」スペシャルコミック収録 阿知賀編[特別編])


上記同日。
カメラを買うために訪れた大阪(近鉄阿部野橋駅周辺)で、三つ首のウサギがプリントされたシャツに見惚れて購入する。
(「咲-Saki-全国編」スペシャルコミック収録 阿知賀編[特別編])

 ※このウサギシャツ、咲日和にて灼が着用している姿が描かれています。(咲日和3巻 中扉ページ)
  他にもタヌキプリント(阿知賀編2巻 第6局[奪回]※これが最初)やライオンプリント(咲日和2巻 巻末[おまけの巻])などが出てきます。
  最初は五十嵐あぐり先生の遊び心で始まった「ダサいシャツ」ですが、すっかり定着してしまった模様。


上記同日。
晴絵、吉野に帰るにあたり、整理のため、いったん勤めていた福岡に戻る。
(「咲-Saki-全国編」スペシャルコミック収録 阿知賀編[特別編])


阿知賀女子学院の終業式の日(並びに穏乃にとって、中等部卒業の日)。部室の雀卓が故障する。
修理費を賄うために、春休み期間を利用して、
部員5人、松実館・新子家の神社、さらにはSagimori Lanesをお手伝いで渡り歩く。
(アニメ阿知賀編 ドラマCD[バイト&バイト])


3月末、憧、阿太峯中学を卒業。4月から阿知賀女子学院高等部へ編入する。
憧の高等部進学をもって正式に5人揃い、同好会から発展した「阿知賀女子学院麻雀部」が復活する。
(阿知賀編1巻 第3局[接触])

 ※阿知賀麻雀部メンバーに加わった順に並べるとすると
  ストーリーの流れからすると玄→穏乃→憧→宥→灼なのですが、
  加わった時点では憧はまだ阿太中生だったので、正式に入部・入会した順に限って言えば
  玄→穏乃→宥→灼で、最後が憧ということになりますね。


同4月。晴絵、阿知賀女子学院の教職員となり、麻雀部顧問に着任する。
麻雀部をインターハイ団体戦の奈良県予選にエントリーする。
(阿知賀編1巻 第3局[接触])

教職員として担当している教科は「情報」。「地歴」などの免許も持っているそうですが学校の都合でそうなったとか。
(小林立先生HP『dreamscape』 16.08.03の日記)
小学生のころから情報収集に長けていたところからすると、納得の担当教科でしょう。
でも、後に宥姉に弘世菫さんのクセを教えるために視聴覚室に入った時、「授業であんまり使わんの?」と宥に聞いていたり
(阿知賀編4巻 第13局[再会])
灼と玄が千里山がデータ収集に使う「板のようなモノ(タブレット端末)って何?」と最初首を傾げていたりするところからすると
(咲日和2巻 巻末[おまけの巻])
彼女たちの授業を担当している感じはないですね。消去法的に言って、1年の授業担当なのでしょうか。
そういえば憧については、和の個人戦データをタブレットを使って調べている場面がありますね。
(咲-Saki-14巻 第135局[攻戦])


同4月。灼、新年度に合わせてリボン型のネクタイからかつて晴絵にもらったネクタイに付け替えて登校する。
(阿知賀編1巻 第2局[始動]〜第3局[接触])

そして高校時代自分も部長だった晴絵にならい、麻雀部の部長に就任する。
その後、子どもや地域の人から声をかけられたり、取材に応じるなど、徐々に晴絵がかつて感じた責任を実感する。
(阿知賀編1巻 第3局[接触] および 同5巻 第16局[憧憬])

 ※阿知賀編第3局冒頭にて、赤土さんに5人揃って「おはようございます」と声をかけるも
  この時の灼のネクタイは微妙に長さがずれています。
  部長に就任したことも合わせて、「赤土さんと同じ立場になる」ことへの
  「決意」と「慣れなさ」の象徴だったと言えるかもしれませんね。


同4月。綾、阿知賀女子学院中等部へ入学。
(小林立先生HP『dreamscape』 および 咲-Saki-14巻 CHARACTERS)

 ※作中で制服を着ている姿はまだないものの、小林立先生が彼女の誕生日に制服姿(上半身)を掲載
  (小林立先生HP『dreamscape』 15.01.30の日記)

 ※麻雀部へ入部したかどうかは不明。
  灼のことを「先輩」ではなく「部長」と呼ぶ描写はあるので、多少なりとも部に関わっているとは思います。
  (阿知賀編5巻 第16局[憧憬])
  自分自身が所属する部の長だからこそ、「部長」と呼べるものですので。
  (でなければ前に校名や部名などの修飾語がついたり、「部長さん」となったりするのが一般的かと)

 ※…と、彼女の描写についても不明な点がいくつかあり、「タイミングがつかめない」けど機会があれば「後に描きたい」とも
  (小林立先生HP『dreamscape』 14.09.02の日記)


同4月。よし子、阿太峯中学に入学。先輩の憧と入れ替わるような形。
(小林立先生HP『dreamscape』 および 咲-Saki-14巻 CHARACTERS)


同4月。和、東京の進学校に進む道を拒否し、
長野で優希とともに清澄高校へ入学する。竹井久が部長を務める清澄高校麻雀部に入部。
(咲-Saki-1巻 第1話[出会い] および 第6局[決意])


麻雀部始動後まもなく。部室にて憧が阿太峯中学から借りてきた「WEEKLY麻雀TODAY」で特集されていた
白糸台2連覇の立役者・宮永照の記事を見る。
(阿知賀編3巻 第8局[最強])

 ※灼がネクタイになっていることと、後の子が全員ブレザー・チェックスカート(阿知賀編3話冒頭と同じ)なのでこの時期


4〜5月頃。阿太峯中学時代の憧の仲間で、現在晩成麻雀部員の初瀬が友人(車井百花)とともに憧と再会。
赤土晴絵の存在と、同行していた先輩(小走やえ)の話から、憧たちがインターハイに出るために猛練習をしていることを知る。
(阿知賀編1巻 第3局[接触])


5月中旬(初夏)インターハイ予選の約2週間前。和、宮永咲と出会う。
(咲-Saki-1巻 第1話[出会い])



県予選前。阿知賀こども麻雀クラブ時代から現在までの写真を集めた「みんなのいろいろアルバム」が完成する。
(咲日和5巻 [阿知賀の巻E])

 ※写真集めの際に、憧が「県予選参加に写真審査があるの?」と尋ねているので、予選前のこの時期です。


6月上旬。インターハイ団体戦奈良県予選。1回戦にて晩成・荒蒔・春日野と対戦。
先鋒戦にて玄が+55,700を稼いで作ったリードを守りきり、優勝候補の晩成を制する。
その後、勢いに乗って、奈良県予選を突破する。
(阿知賀編1巻 第3局[接触])



やえ、団体戦では阿知賀の後塵を拝することになり、「負けたら承知しない」と涙ぐむ。
その後の個人戦では1位となり、個人でのインターハイ出場を決める。
(阿知賀編5巻 第16局[憧憬])


奈良県予選と同時期。和の進学した長野県清澄高校、
龍門渕・風越女子・鶴賀を破り、インターハイ出場を決める。
(咲-Saki-7巻 第53局[勝利] および 阿知賀編1巻 第3局[接触])



インターハイ予選終了後。阿知賀女子、雑誌社の取材を受ける。
ほどなく「各代表校の注目選手」特集の中の一つとして掲載される。
(阿知賀編5巻 第16局[憧憬] および 咲-Saki-14巻 第131局[打倒])

 ※有珠山の揺杏の持っていた雑誌によると、写真つきで掲載されていたのは玄・憧・灼
  また、灼が対局中にボウリンググローブをしていることについて
  千里山のセーラが「何かのインタビューで見た」と言っていたので、この雑誌のことかも
  (阿知賀編2巻 第6局[奪回])


インターハイ予選終了後。宥、クラスメイトにもみくちゃにされる。
(阿知賀編1巻 第3局[接触])

 ※ひょっとしたら去年麻雀部に誘った吉川さんや中島さんもいたのかもしれませんね。


インターハイ予選終了後。「阿知賀女子麻雀部後援会事務局」が発足。
集まった資金をもとに、毎週末に全国の2位校と対戦するスケジュールを組む。
龍門渕(長野)→泉水女子(京都)→三箇牧(北大阪)→籠池(兵庫)→駿府女(静岡)→片瀬乃木(神奈川)→真門女子(千葉)
龍門渕と、個人では三箇牧の荒川憩に敗れたものの、あとは勝利を重ねる。
(阿知賀編1巻 第3局[接触])

 ※それにしても穏乃のリクエストの長野はともかく、あとはだんだん奈良から遠くなっていく。
  気持ちに勢いがないとなかなか遠くへ行こうとは思わないものなので、
  これも一つの自信をつけてきた表れ、とも言えるでしょうか。


龍門渕との練習試合における穏乃と天江衣との対局について(Aブロック準決勝大将戦時における衣と咲の会話より)
初日は「勝てない…」と卓に突っ伏してしまうほど衣に完敗した穏乃だったが、
一方の衣は海底撈月で5回和了るつもりが3回に留まったこと。
さらに2日目には海底にたどりつけず、負け越してしまったこと。
「満月の夜ならともかく昼間ではしずのに勝てない」印象を持ったことを咲に語る。
(阿知賀編6巻 第19局[本領]〜最終局[軌跡] および 咲-Saki-16巻 第155局[証果])


この頃、阿知賀こども麻雀クラブ改め、「阿知賀こども応援団」が結成する。集合場所は新子家(望さんのところ)
中等部の綾、阿太峯に行ったよし子の中1を筆頭に、かつての年少組7人が揃う。
(「阿知賀こども応援団」という名称は 阿知賀編2巻 カバー下 表面より)


初瀬、憧と中学時代に互いに貸し借りしていたものを整理するために阿知賀女子学院を訪れる。
この後、穏乃と憧の間でもそれぞれで貸し借りしていたものを確認しあう。
(咲日和6巻 [阿知賀の巻F])

 ※「同じ学校へ行くものと思っていた同級生との持ち物整理」と考えると、ちょっと切ない感じもしますが
  一方で、時系列順で考えると、これがおそらく初瀬にとって初の阿知賀訪問になるはずで
  これが後に望さんのところへ行って、こども応援団と一緒になっての応援につながるかと思えば、
  進学先が分かれ、かつ県予選で勝者と敗者になってなお、縁が切れずに済んだきっかけとも言えるのかも。


7月中旬。毎週土日に続けていた全国の2位校の練習のための遠征にて
「今までで一番遠いけど」→「国内なら近場!」ならところへ行く。
龍門渕(長野)より遠いとなると、おそらく7つめ(最後)、千葉の真門女子
(咲日和2巻 [阿知賀の巻@])

 ※この道中で憧が上述の阿知賀の巻Fで初瀬から返してもらったCD
  「あなた信じてるってうそよ〜」というフレーズが入った歌を歌う。
  中学時代にはやった歌なのだそうな。案外はやりんの歌だったりして?


夏(1学期末の大掃除?)
穏乃が持ってきたこども麻雀クラブ時代の水鉄砲をきっかけに、憧と穏乃との射的対決が再勃発する。憧の勝利?
(咲日和5巻 [阿知賀の巻D])

 ※上記の阿知賀の巻Fではゴム鉄砲を持ってきて、ここでは水鉄砲を持ってくる穏乃。そんなに銃が好きか(笑)


夏休み前半(7月下旬)阿知賀女子、10日間の強化合宿。穏乃曰く「地獄のオニ特訓」
期間中、晴絵が阿知賀伝統の「まずいカレー」を披露。穏乃所持のプロテインと混ぜるとおいしくなる珍現象が起こる。
(阿知賀編1巻 第3局[接触]  および 咲日和3巻 [阿知賀の巻B])


インターハイ出発前。母露子が好きだった花を育てる温室当番を続ける宥、
学校の視聴覚室にて晴絵から白糸台次鋒:弘世菫の特徴とクセについて指導を受ける。
(阿知賀編4巻 第13局[再会])

 ※下記の小走先輩からの壮行試合の提案も含め、「地獄のオニ特訓」と
  時期的にどっちが先なのかはわかりませんが、いずれもインターハイ前には違いないので、似たようなものかと。


インターハイ出発前。やえ、壮行試合と銘打って、灼に晩成と阿知賀との練習試合を申し込む。
(阿知賀編5巻 第16局[憧憬])


8月。阿知賀女子、地元の見送りを受けてインターハイへ出発。
道中、浜名湖サービスエリアでうなぎドッグを食べながら休憩しているところで
園城寺怜・清水谷竜華たち千里山女子の一行と出会う。
(阿知賀編1巻 第3局[接触])


上記同日。阿知賀女子、東京に到着。
宿泊先として帝国ホテルのデラックスツインを3部屋(豪華!)
部屋割りは穏乃・憧、松実姉妹、晴絵・灼(※妥当すぎる鉄板の部屋割り)
(阿知賀編1巻 第3局[接触])


東京に到着した頃。
憧、昨夏に宥を通じて麻雀部に誘った吉川さんを思い出し、「あたしたち全国に来たよ…!」と1人目を輝かせる。
一方、傍らにいた穏乃、聞き覚えのある名前だけど誰のことだかすぐには思い出せず。
(咲日和4巻 [阿知賀の巻C]単行本追加イラスト)

今年A
(玄16歳)
高校2年生

第71回
インターハイ
二回戦まで

8月4日
。インターハイ抽選日。穏乃たち、和の所属する清澄の大将・宮永咲と遭遇する。
(阿知賀編1巻 第3局[接触])

 ※強烈な空気を感じて玄と赤土さんが身震いするのですが
   一方の咲は和たちとはぐれて迷子になっていた最中だったという。(咲-Saki-8巻 第65局[抽選])
   長野県予選でも龍門渕のメンバーが体感した、この認識の違い。

 ※ところで、シノハユにおける「17年前の4月13日が日曜日」という推測からすると、
  このインターハイ開催期間の曜日は、この年がうるう年かそうでないかで以下のようになります。(多分)

日 付 8/4 8/5 8/6 8/7 8/8 8/9 8/10 8/11 8/12 8/13 
大会内容 抽選会
開会式
1回戦@ 1回戦A
(阿@)
1回戦B
(清@)
1回戦C 2回戦A
(阿A)
2回戦B
(清A)
準決勝A
(阿準)
準決勝B
(清準)
5位決
決勝戦
うるう年でない場合
うるう年の場合

  うるう年は4年に1度なので、可能性が高いのはうるう年ではない方です。


上記同日。部長の灼、抽選(9時開始)のため会場舞台へ。「24番」を引き当てる。
初戦はAブロック2日目第3試合。讃甘(岡山)・裏磐梯(福島)・射水総合(富山)と決まる。
その夜、晴絵・灼でさっそく上記3校の資料を用意。
(阿知賀編2巻 第4局[全国])

 ※なお、この抽選舞台上に佐々野いちご(広島:鹿老渡3年)・臼沢塞(岩手:宮守女子3年)の姿が確認できます。
  (阿知賀編5巻 第16局[憧憬])


8月5日
。インターハイ1日目。阿知賀女子はホテルでミーティング。
翌日の試合のためにと、灼と昨日集めた資料を提示して、1回戦突破の対策を練る。
その夜、晴絵、福岡の恩師(現:宮守女子監督)熊倉トシの招きを受け、「プロにならないのか」と持ちかけられる。
(阿知賀編2巻 第4局[全国])


8月6日。
インターハイ2日目。阿知賀女子初戦。
先鋒の玄、新免那岐(岡山:讃甘3年)・森合愛美(福島:裏磐梯3年)・寺崎遊月(富山:射水総合3年)と対戦。
東一局で寺崎に11600を振り込むものの、その後失点を取り返す。チームも勝利し、2回戦進出。
ドラを集める打ち筋から、解説の三尋木咏プロより「阿知賀のドラゴンロード」の渾名を受ける。
(阿知賀編2巻 第4局[全国])


上記同日。吉野山にて阿知賀こども応援団、先鋒として玄が映ったのを見て盛り上がる。
(阿知賀編2巻 第4局[全国])

「(ビデオカメラで)録画しなきゃ」とか、「玄に電話をしよう」などと周りが言っては、綾が一人つっこむ場面も。
(アニメ阿知賀編ファンブック 木吉紗先生描き下ろしページ[テレビ放送])


8月7日。インターハイ3日目。清澄初戦。
能古見(佐賀)・千代水(鳥取)・甲ヶ崎商業(福井)のいずれかを部長の竹井久が中堅戦でトバし、
副将原村和・大将宮永咲に回すことなく、1回戦突破を決める。
(咲-Saki-8巻 第68局[始動])


8月7日または8日?
1回戦を突破し、2回戦でシード校千里山と対戦することになった阿知賀女子
千里山が作戦を練るために「板のようなもの」を使っていると聞いて、灼が玄と相談するが
まな板→包丁も必要→おいしい料理というすっとんだ結論に
(咲日和2巻 巻末[おまけの巻])

 ※なお、タブレット端末であることはわかったらしく、後に憧が和の資料を見るために使用している様子が描かれています。
  また、それはそれとして、2回戦に向けて、千里山の牌譜を見るなどの研究も怠らずにしています。
  ちなみに、千里山は「ときシフト」として、本当にまな板や包丁も使って、怜の体力づくりのための料理を作っていたので
  実はあながち的外れでもなかったという話。


8月9日。インターハイ5日目。阿知賀女子2回戦。
先鋒の玄、園城寺怜(北大阪:千里山女子3年)・新井ソフィア(埼玉:越谷女子3年)・椿野美幸(兵庫:劔谷3年)と対戦。
ドラを切れない弱点を見透かされたうえ、「一巡先を見る」園城寺怜の前に
1回戦の活躍から一転、−39900の大失点を喫して最下位に転落してしまう。
(阿知賀編2巻 第5局[強豪])


宥、先鋒戦で敗れた玄の励ましを一人買って出たのち、「今日はお姉ちゃんががんばる番」と、次鋒戦に臨む。
二条泉(北大阪:千里山女子1年)・浅見花子(埼玉:越谷女子3年)・依藤澄子(兵庫:劔谷2年)と対戦。
自分のパターンをある程度研究されていたものの、玄よりも縛りの少ない柔軟な打ち筋を生かし、
順位こそ浮上しなかったものの、+11200で区間1位を取る。
(阿知賀編2巻 第5局[強豪]〜第6局[奪回]

 ※なお、ここまででだいぶ時間が長引いたらしく、次鋒戦後に昼休みを取ることなく中堅戦に移ることに。
  (小林立先生HP『dreamscape』 14.05.21の日記)
  会場や放送にもスケジュール枠というものがあるので、時間が押したら休み時間を削るのはよくあることです。
  でも、どのあたりで長引いたのでしょうね?先鋒では怜、次鋒では宥といったトリッキーな相手に
  他家が思い悩む場面が多かったのでしょうか。
  先鋒戦の新井ソフィア(越谷)に至っては、本人はプラスだったにも関わらず、終わった後、
  「しんどいわ」と卓に突っ伏してしまったくらいですから、よほど神経をすり減らして戦ったものと思われます。


中堅の憧、江口セーラ(北大阪:千里山女子3年)・水村史織(埼玉:越谷女子1年)・古塚梢(兵庫:劔谷3年)と対戦。
これが初対戦となった江口セーラとの叩きあい。セーラには及ばなかったが+16400で区間2位。
越谷女子・劔谷を抜いて2位に浮上させる。
(阿知賀編2巻 第6局[奪回])


吉野山にて、望、こども応援団とともに妹(憧)の奮闘ぶりを暖かく見守る。
(阿知賀編2巻 第6局[奪回])


副将の灼、船久保浩子(北大阪:千里山女子2年)・宇津木玉子(埼玉:越谷女子3年)・森垣友香(兵庫:劔谷1年)と対戦。
序盤に森垣友香の親倍ツモでまくられ、3位に転落。
総合収支は+4400でプラスを維持するものの、3位のまま大将戦へ。
(阿知賀編2巻 第6局[奪回])


大将の穏乃、清水谷竜華(北大阪:千里山女子3年)・八木原景子(埼玉:越谷女子2年)・安福莉子(兵庫:劔谷1年)と対戦。
劔谷を抜き返し、後半戦南二局までは2位を維持するものの、南三局で八木原景子の跳満を受けて、再び3位に後退。
オーラス南四局で手を変えながら安福莉子に七対子6400を直撃させ、
個人収支では−3700で、3位とも微差ながら2位浮上。準決勝進出を決める。
(阿知賀編2巻 第6局[奪回])


大将戦終盤。穏乃が3位のまま和了れない状況に陥ったのを見て、控室内に諦めムードが漂い始める中
「しずちゃんはあきらめない」と最後まで見守る。
(阿知賀編2巻 第6局[奪回])


先鋒戦からテレビの前で阿知賀女子の動向に一喜一憂してきたこども応援団
準決勝進出が決まった瞬間、大いに湧き上がる。綾、よし子からヘッドロックを食らう(互いに興奮気味)
(阿知賀編2巻 第6局[奪回])

 ※中学で進路が分かれた二人ですが、仲が良さそうで何よりです。これも先輩たちが会う機会をくれたおかげ、ですかね。


二回戦終了後、部員たちが二回戦突破を決めたのをお互いに祝いあう姿を見て
千里山に大差をつけられたこと、準決勝ではさらに白糸台が出てくることを引き合いにして、窘める。
その後、監督会議に出席するため外出する。(さらにその後、熊倉トシと再び会う)
(阿知賀編2巻 第6局[奪回])


晴絵に窘められ、「次はあの準決勝」と10年前を想起して消沈したメンバーを見て
穏乃が「ラーメンが食べたい!」と言いだしたことから、全員で出かけることに。
その道中で、外出した晴絵が恩師の熊倉監督からプロ行きを誘われている姿を発見。「見放され気味」なのかと愕然とする。
(阿知賀編2巻 第6局[奪回])


上記の直後、自分が失点したせいだとふらついた玄、鶴賀の東横桃子・蒲原智美と接触する。
これがきっかけで、長野個人戦1位福路美穂子を始めとする、風越女子・鶴賀との練習試合を行う。
(阿知賀編2巻 第6局[奪回]〜同3巻 第7局[修行])

 ※なお、乗せてもらった蒲原さん運転の車に、宥姉ふらふら(アニメだと全員)

 ※この時の練習試合について、Bブロック準決勝終了後の風越女子を交えた清澄のミーティングにおいて話題に上がる。
  最初のうちは風越・鶴賀メンバーの勢いが押していたものの、
  最終的には「あの晩においては阿知賀女子に圧倒された」とのこと。
  (咲-Saki-16巻 第155局[証果])


8月10日。雨の日のインターハイ6日目
前夜の風越・鶴賀との練習試合をヒントに、これまで知り合った選手に向けて練習試合の申し込みをする。
顧問ではなく「子どもからの申し出だと」となかなか引き受けてもらえなかったが、荒川憩(北大阪:三箇牧)が受諾
藤原利仙(鹿児島:九州赤山)・対木もこ(愛知:覚王山)・百鬼藍子(静岡:后土)・霜崎絃(千葉:須和田)とともに練習試合を行う。
(阿知賀編3巻 第7局[修行])

 ※この日の練習試合について、「最初は手も足も出なかったけど、だんだん慣れてきた」とのこと(憧の感想)
  前日の風越・鶴賀の時もそうだったみたいですが、穏乃だけでなく、総じて徐々に調子を上げてくるタイプなんですかね。


上記同日。清澄2回戦。
永水女子(鹿児島)・姫松(南大阪)・宮守女子(岩手)と対戦する。
全ての学校が1位になる場面もある混戦の中、清澄1位・姫松2位で2回戦を突破。準決勝進出を決める。
(咲-Saki-8巻 第69局[抱負]〜同11巻 第99局[真実])


上記同日。新子家に阿知賀こども応援団(綾・桜子・ひな)が集まる。おそらく清澄(和の試合)の応援のため。

 ※テレビに出演したはやりんを見て、「このプロきつい…」と綾ちゃんがぼやいたのはこの日の試合後のニュースを見てのこと。
  (咲-Saki-11巻 第101局[暗雲])


練習試合終了後。ホテルへ戻った阿知賀女子。
穏乃が熊倉監督(なおこの日、自身が指導していた宮守は二回戦敗退)の姿を見つけ、対話する。
晴絵が決して自分たちを見捨てたわけではないと知った穏乃、メンバーを集めて「準決勝がんばろう」と奮起を促す。
(阿知賀編3巻 第7局[修行])

 今年B
(玄16歳)
高校2年生

第71回
インターハイ
A準決勝


阿知賀編
完結まで

8月11日。インターハイ7日目。阿知賀女子準決勝の日。
穏乃、(おそらくこの日の朝)日比谷公園にて、晴絵から白糸台の大星淡について
西東京決勝で対戦した多治比真佑子(松庵女学院2年)の映像を見せて、アドバイスを受ける。
(阿知賀編6巻 第19局[本領])

 ※アドバイスが当日とは限らないのですが、状況からすると東京に出てから白糸台について話すとなると、ここしかないので。
  前日は雨でしたし、何より特訓に出ていて、部員が不在でしたから。


準決勝に向けて、インターハイ会場の控室に到着。
自分たちの試合の実況解説席で、かつて晴絵を圧倒した小鍛治プロの姿を見つける。
灼、晴絵の顔を一瞥した後、複雑な表情で視線をそらす。
(阿知賀編3巻 第7局[修行])


先鋒戦。宮永照(西東京:白糸台3年)・園城寺怜(北大阪:千里山女子3年)・花田煌(福岡:新道寺女子2年)と対戦。
一昨日・昨日の特訓を胸に、今度は負けられないと臨むが、強豪を前に大苦戦。
失点は2回戦より少なかったものの、一度も和了れないまま前半戦を終える。
(阿知賀編3巻 第7局[修行]〜第8局[最強])

 ※照の弱点かもしれない打点制限には言われる前に自ら気づくのですが…


先鋒戦の途中。和、高遠原の先輩である煌を応援しようと思ったら、対戦相手に玄がいることを見つけて驚く。
ここでようやく阿知賀女子のエントリーに気づいた和、優希・咲とともにインターハイ会場に出かける。
しかし、咲は照に会うことを躊躇したのか、途中で引き返してしまい、会場へは優希と二人で行くことに。
ちなみに優希の目的は「花田先輩(煌)にタコスを届けるため」
(咲-Saki-11巻 第102局[困惑])

 ※この時の描写から、この日が8月11日であることがわかり、インターハイの他の日も特定できることに。
  それにしてもここに至ってようやく気づくというのも「自分のベストを尽くせれば相手は関係ない」
  というスタンスの和ならではでしょうね。
  (全国大会はもちろん、県予選でも同様のことを言っています。実際薄墨初美や天江衣の容姿を知りませんでしたし)


先鋒後半戦。カンドラで手詰まりになるなど、やはり和了れないまま、オーラスへ。
悲嘆にくれつつも最後まであきらめず、怜たちの動きにも触発され、
別れていった人たちの姿を想起しながら、「帰ってこなくても私は待ってる」と決意のドラ切り。
照に倍満を直撃させて終了。−25300ながら3位でバトンを宥に渡す。
直後、怜が疲労の末に倒れ、試合が一時中断。搬送されるのを阿知賀女子一同、外に出て見届けることに。
(阿知賀編3巻 第9局[連荘]〜同4巻 第12局[逆襲]) 


怜の搬送を見届けた直後、会場に来ていた和の姿を発見。
言葉少なめながらも「必ず決勝に行くから」と強く約束する。
(阿知賀編4巻 第12局[逆襲]〜第13局[再会] および 咲-Saki-11巻 第103局[再会]〜第104局[過去])


試合再開。対局へ向かった宥を見送った後、
ドラを切ったためにドラを集める力を失くした玄のため、晴絵の用意で「ドラゴン復活の儀式」と称する特訓が始まる。
この際、準決勝オーラスにおける「連携」について聞かされる。
怜や煌の意図に気づけず涙する玄、「へこむなら前に進みながらへこめばいい」、自分を反面教師にしろと晴絵に励まされる。
(阿知賀編4巻 第13局[再会])

 ※この時の連携については、以前コラム3でだいぶ書きましたので、もしよろしければご一読ください。


妹を思いやりながら向かった次鋒戦。
弘世菫(西東京:白糸台3年)・二条泉(北大阪:千里山女子1年)・安河内美子(福岡:新道寺女子3年)と対戦。
インターハイ出発前に晴絵から菫のクセについて聞かされたアドバイスなどを生かし、+24600の健闘。
2回戦に続いての区間1位で、チームも2位に浮上。
地区予選からここまで全てプラスの好成績について憧に称えられるも、「今日は赤土さんのおかげ」と謙遜する。
(阿知賀編4巻 第13局[再会]〜第14局[混戦])

 ※なお、二回戦に続き、準決勝でも休み時間がカットされ、すぐに中堅戦に移りました。
  準決勝の場合、何といっても怜の搬送による一時中断がありましたから、この処置は妥当なところでしょう。
  (小林立先生HP『dreamscape』 14.05.21の日記)


このころ、プレスルームにて
和が「WEEKLY麻雀TODAY」の西田記者より、阿知賀女子との関わりについて取材を受け
晴絵のブログ「ハルエニッキ」の記事(小6の頃の河水浴)を提示する。
(咲-Saki-11巻 第104局[過去]〜第105局[旧友])

 ※4年前の記事がすぐ出てきたところを見ると、長らく更新が止まっているブログだと思われます。
  最近も書いていたなら、当然今の麻雀部や福岡の実業団の話も出てきて、和やかつての灼も気づいたでしょうし。
  おそらくは福岡エバーグリーンズに入団することが決まってからは、その準備もあり、更新がとだえてしまったのでしょう。


次鋒戦を終えた宥の励ましをもらった憧、江口セーラとの再戦となる中堅戦へ。
渋谷尭深(西東京:白糸台2年)・江口セーラ(北大阪:千里山女子3年):江崎仁美(福岡:新道寺女子3年)と対戦。
晴絵から教わった尭深の「ハーベストタイム」への対策から前半戦は早々に流して封じ込めに成功するものの
後半は計算通りにはいかず、大三元を和了られる。
しかし、総合的には+3600の区間2位で、チーム順位も2位を維持。健闘を江口セーラから称えられる。
(阿知賀編4巻 第14局[混戦]〜同5巻 第15局[関門])


中堅戦途中。控室に戻った宥。ドラゴン復活の儀式真っ最中の玄に「がんばって」と応援のジェスチャーを送るが
「今日の晩ごはんは肉じゃが?」と玄にはまるで意味が伝わらず。
(阿知賀編5巻 カバー下 裏面[おうえんお姉ちゃん])

 ※この場面に憧の姿がなく、戻ってきたら憧は穏乃のウォーミングアップにと卓に参加するのでこのタイミング。
  ていうか、なんでジェスチャーだったんでしょうね?邪魔しないよう、こっそり目立たず応援したかったのでしょうか。
  ちゃんと声をかければいいのにと思う一方、それだけに二回戦先鋒戦で玄を自分一人で迎えに行くと決めたのが
  宥姉にとって、彼女なりの大きな勇気だったのかなという気もします。


阿太峯時代の憧の旧友の初瀬、阿知賀こども応援団のいる新子家を訪れ、憧を応援する。
江口セーラとわたりあった憧を称える。
(阿知賀編5巻 第15局[関門])

 ※アニメだと2回戦から来ています。


阿知賀こども応援団のよし子、先輩の憧の活躍に、桜子ともども諸手を挙げて喜ぶ。
(阿知賀編5巻 第15局[関門])


中堅戦が終わり、灼が副将戦に赴く。
晴絵から「そのネクタイは縁起が悪くないか?」と言われるが、「このネクタイも一緒に決勝まで連れていく」と堅持する。
(阿知賀編5巻 第15局[関門])


副将戦に赴いた灼を見届けた後の穏乃、ウォーミングアップとして
ドラ復活の儀式の卓で玄・憧・晴絵と対局しながら、出番を待つ。
(阿知賀編5巻 第16局[憧憬])


副将戦。亦野誠子(西東京:白糸台2年)・船久保浩子(北大阪:千里山女子2年)・白水哩(福岡:新道寺女子3年)と対戦。
これまでの道のりを想起しつつ、かつて晴絵が果たせなかった10年越しのリベンジを目指す。
白水哩の奮闘が光る中、自分の得意筋と晴絵の打ち方を織り交ぜて他家を翻弄。
+10000で区間2位。首位に肉薄する。
(阿知賀編5巻 第16局[憧憬]〜第17局[大将])


阿知賀こども応援団、部長の奮闘と、首位も見えてきたことを喜び合う。
(阿知賀編5巻 第16局[憧憬])


部長のやえを始めとする晩成部員、阿知賀女子を応援する。(場所は不明。たぶん学校か東京の宿泊先のどちらか)
(阿知賀編5巻 第16局[憧憬])


副将戦終了後。ウォーミングアップを終えて、百速まで仕上がったと意気込む穏乃
憧に「江口セーラのように試合では制服を着なさい」と促され、憧と制服⇔ジャージを交換する。
憧の制服を身にまとった穏乃、すれ違った灼に後を託され、対局に臨む。
(阿知賀編5巻 第17局[大将])


なお、このジャージ、憧には「きつくない」らしい・・・(小6の頃の和は胸のあたりを苦しがっていたのに)
(阿知賀編6巻 カバー下 表面)


大将戦。
大星淡(西東京:白糸台1年)・清水谷竜華(北大阪:千里山女子3年)・鶴田姫子(福岡:新道寺女子2年)と対戦。
五〜六向聴スタートに苦しめられるも、手堅く戦う(前後半戦を通じて、直接の振り込みは前半東一局の淡に対してのみ)
竜華・姫子の追い上げに、本気を出した淡に対しても、朝に受けたアドバイスを生かして勢いをかわす。
ダブルリーチと和了ればカン裏が乗る攻撃型の淡から、徐々に場の支配を奪いつつ前半戦終了。後半戦へ。
(阿知賀編5巻 第17局[大将]〜同6巻 第19局[本領])


前半戦終盤。ドラ復活の儀式の最中の玄、淡が本気を出した気配を控室から感じとって身震いする(晴絵も気づく)
(阿知賀編6巻 第18局[激化])


前半戦終了後の休憩中。対局席に座ったままの穏乃のもとに憧が訪れる。
「あと半荘一回か」とつぶやく憧に対して、「あと十一回だよ」と穏乃が答える。
(阿知賀編6巻 第19局[本領])


大将戦後半戦。
各選手が自分の力を全開にして撃ちあいを続ける中、
「深山幽谷の化身」となった穏乃が、静かに確実に支配を広げ、ついに淡をとらえる。
準決勝において(二回戦を含めても)初めて阿知賀女子が首位に立つとともに、
淡の五向聴支配&ダブルリーチを封じ込める。
姫子の数え役満を親かぶりして最下位に落ちた淡、起死回生としてカン裏を見込んだリーチをかけて和了るも
穏乃のテリトリーとなった山では、予想に反してカン裏が乗らず。

最終収支は−4400と区間3位ながら、後半戦のみにしぼると1位。
そして白糸台を2位で抑え、阿知賀女子学院が準決勝1位で決勝進出を決める。
決勝進出は阿知賀女子学院としてはもちろん、奈良県勢としても71回目にしてこれが初の快挙となる。
(阿知賀編6巻 第19局[本領]〜最終局[軌跡])


控室で見守っていた阿知賀女子の面々、喜びに沸きあがり、戻ってきた穏乃を出迎える。
(阿知賀編6巻 最終局[軌跡])


阿知賀女子の決勝進出を見届けた応援団一同、桜子をかこんで喜びの胴上げする。
(阿知賀編6巻 最終局[軌跡])


和、阿知賀女子の決勝進出を見届けた後、優希とともに会場を後にする。
(阿知賀編6巻 最終局[軌跡])

 ※阿知賀の突破を喜ぶ一方、高遠原の先輩である煌(すばら先輩)の新道寺は敗退してしまったので
  先輩にタコスを届ける目的を果たした優希が、難しい表情をしながら去って行く姿が描かれています。


自分たちが10年前に果たせなかった「阿知賀女子の決勝進出」を見届けた晴絵、
自分のこと以上に嬉しいしかない、と灼とともに歓喜の涙を流す。

その後、部長の灼を先頭にして、決勝会場を下見。偶然訪れていた小鍛治健夜プロと久しぶりの対面をする。
かつて大敗した相手の前で、「この子たちに力をもらった」と感じた晴絵、
「阿知賀の優勝を見届けたら私もプロを目指す」と宣言する。
(阿知賀編6巻 最終局[軌跡])

 ※ご存知の通り、プロ行きの話は熊倉さんからも誘いがあったことです。
  熊倉さんの時はいったん断ったのに、小鍛治プロに対しては自らすすんで宣言した。
  そこには赤土さんの心の中で、とても大きな一歩があったのだと思っています。


晴絵と小鍛治プロのやりとりを見た後、穏乃、決勝会場を見つめたまましばらくたたずむ。
憧に手を引かれつつ、清澄にいる和へ「明後日ここで遊ぼうな」と心の中で語りかけながら会場を後にする。
(阿知賀編6巻 最終局[軌跡])


準決勝反省会。チームとしては決勝進出を果たしたものの、反省点は「(自分が)点を取られすぎちゃった…」とのこと。
(阿知賀編6巻 カバー下 裏面[じゅんけつ反省会])

 ※この反省(阿知賀編6巻のカバー下裏面)をもって、阿知賀編における阿知賀女子学院に関する描写は幕を閉じます。
  上記の穏乃で終わっておけばいい話なのに、最後でこのオチ(笑)
  まあ、要するに、まだ終わってないよ、これからだよ、ってことですかね。

今年C
(玄16歳)
高校2年生

第71回
インターハイ
A準決勝以降

決勝まで

Aブロック準決勝終了後の夜。
ホテルに戻って話し込む部員たちに声をかけた後(二回戦の後と違い、この時は窘めなかった)
瑞原はやりプロの誘いを受けて宿泊先近辺のバーを訪ねる。
そこで戒能良子プロも交えて、赤土晴絵・瑞原はやり・小鍛治健夜・野依理沙による
10年ぶりに雀卓を囲んだ「同窓会」が行われる
(シノハユ0話 ※単行本未収録)

非公式の上、結果の詳細は不明ながら、瑞原プロの話によれば、晴絵と戒能プロが優勢だったとのこと。
(なお、はやりん、お酒に弱いのに飲んでしまったらしく、後でグダグダになって戒能プロに介抱される)
(咲-Saki-15巻 第146局[絶望])


8月12日
。インターハイ8日目。Bブロック準決勝。
清澄は臨海女子(東東京)・姫松(南大阪)・有珠山(南北海道)と対戦。
先鋒戦で辻垣内智葉(臨海女子3年)が作ったリードを後続の選手が徐々に広げ、優勢に試合を進める。
大将戦にて他校が肉薄・一時逆転する場面もあったが、最終盤にネリー・ヴィルサラーゼ(臨海女子1年)が怒涛の3倍満3連発
結果1位臨海女子、2位で姫松とわずか100点差ながら清澄が入り、この2校が決勝へと進出する。

決勝戦はAブロックより阿知賀女子・白糸台。Bブロックより臨海女子・清澄と決定。
なお敗れた姫松・有珠山は、Aブロックの千里山・新道寺と5位決定戦で対局することに。
(咲-Saki-11巻 第106局[出陣]〜同15巻 第154局[奮起])


清澄が対戦中、一方の阿知賀女子。玄はまだドラ復活の儀式の途中?
清澄が対局している様子をテレビでは見ずに特訓を続けている模様。
(咲-Saki-14巻 第135局[攻戦] および 同15巻 第143局[応変])

 ※当然録画はしているでしょうから、チェックは繰り返し再生のできる録画映像を使って後で行うことにして
   現時点では明日の試合に向けての特訓に専念するのが最善と判断したものと考えられます。
   これまでの赤土さんチェックの功績から見ても、生で見るより集めた映像等資料の確認の方が得意なようなので。


憧、日なたぼっこから「さすがに暑くて」(!)と戻ってきた宥に対し、
攻めに転じた時の和について、長野個人戦の牌譜を見ながら「くやしいけど私の理想に近い感じ」だと語る。
(咲-Saki-14巻 第135局[攻戦])


Bブロック準決勝終了直後。
試合が終わったことを感じ取った穏乃、明日の試合に向けて期待を馳せる。
その気配を複数の選手が感づく。
(咲-Saki-15巻 第153局[一閃]・第154局[奮起])


晴絵と玄、↑の穏乃の気配に、咲とすれ違った時(阿知賀編1巻 第3局[接触])と同様の身震いを感じる。
(咲-Saki-15巻 第153局[一閃])


なお、この時の玄の手を見ると、まだドラが戻ってきていない模様。
復活していないのか、それとも穏乃の山を支配する力の方が上回っているのかは不明。
(咲-Saki-15巻 第153局[一閃])


清澄高校。試合が終わり、明日へ向けてのミーティングを行う。
阿知賀女子が自分のかつて通っていた学校だと言うことを触れられて、和、旧友たちの姿を思い浮かべる。

なお、この時に龍門渕・風越・鶴賀といった長野県勢が以前に阿知賀女子と練習試合をした結果についても話題になる。
(咲-Saki-16巻収録予定 第155局[証果])


8月13日
。インタ−ハイ9日目にして団体戦最終日。決勝戦が行われる予定。
これから始まる大将戦にて、先に舞台に上がってリベンジに燃える大星淡の後ろ姿を見据える…!
(阿知賀編6巻 最終局[軌跡])

 ※ところでこの時も身につけている制服は、穏乃も持ってはきていたのか、それともまた憧に借りたのか。

 今年D
(玄16歳)
高校2年生

インターハイ
終了後

インターハイ終了後、吉野山へ帰郷。
宥とともに、昨年ヒットした「複製システム25」の地上波放送を見る。
途中で寝てしまった姉のためにあらすじを説明しようとするが、姉の夢の話までは説明できない。
(咲日和5巻 [映画の巻])

 ※なんだかけっこうな割合で見るのを中断したり、筋がわからなくなったりしてるんですが、
  面白かったんでしょうかね、この映画。
  それはそれとして、この映画放送、時期は不明なのですが、登場人物全員のラフな姿から夏であること
  白糸台や臨海のメンバーなどもくつろいだ様子であることからすると、インターハイ終了後であると思われます。
  なんだかんだと波乱含みのインターハイも終わり、また日常の姿へと帰って行くのですね。お疲れ様!


9月下旬〜10月上旬頃(推定)
阿知賀女子学院の部長会議にて、学校より地域貢献活動を奨励する提案が出される。
この提案を受けて、高校生部員5名+赤土先生の6人が2人ずつ3グループに分かれて学校周辺の清掃を行う。
(咲日和7巻収録予定 [阿知賀の巻G])

 ※穏乃&宥、憧&灼、そして玄&赤土先生という普段とは違った組み合わせなのが面白い。
  なお、この時期に学校からボランティア活動を促されるというのは
  おそらく次年度の入学募集に向けて、学生たちが地域と関わり、貢献していることをアピールしたい意図もあったと思います。




というわけで、阿知賀女子学院ヒストリーでした。
結果としては、ちっとも気分転換になりませんでした(笑)
誕生日だけとか推測のこととか、そういうのも含めてですが、赤土さんが生まれた年から今日に至るまでほぼ埋まるとは思わず。
だだ長〜い年表ができてしまいました。いつものパターンだ!

でも、まあ、整理・記録の上ではやってみたかいがあったかなと。
本編や阿知賀編等での描写もさることながら、咲日和阿知賀の巻も、現在単行本未収録のGまで、
おおまかながら時期が特定できるので、これはどのへんかな〜ってあてはめてみるのも楽しかったです。

いずれ決勝戦に関する追記ができる時が来ると思いますが、楽しみなような、心配なような・・・
でも当面、咲日和映画の巻におけるとぼけた話と、阿知賀の巻Gの平穏そのもののエピソードがインターハイ後に来るようなので、
いろいろあるだろうけど、みんなはまた元気に過ごしていくんだよ!と思って自分を納得させておくことにします。

以上、ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。





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