かつて、ずっとお兄ちゃん・お姉ちゃんだと思っていた人が、ふと振り返ってみると今の自分と同じあるいは年下だった。
それを思うと、成長やら時の流れやら、いろんな気持ちが胸中を去来する時もあります。
現在阿知賀女子中1の志崎綾ちゃんは阿知賀編1話当時の玄ちゃんと同い年。当然穏乃たち(小6)より上。
身長(151cm)も、現時点の玄(152cm)・和(154cm)にほぼ追いつき、穏乃(139cm)・憧(149cm)は既に抜いています。
でも、先輩に近づくだけならまだしも、抜いてしまいそう、あるいは抜いてしまったというのは必ずしも嬉しいとは限らないんですよね。
咲-Saki-シリーズなら、たとえば新道寺の姫子がそうでしょうし(※中学→高校の間に哩さんよりも背が高くなったという設定)
私自身、学生の頃に兄の身長を抜いてしまった時には、正直微妙な心境の方が先でした。
まあ、そんなことで関係が揺らぐわけではないんですけど、
そのへんの、綾ちゃんもひょっとしたら抱えているかもしれない気持ちも表現できればと思って、今回描いてみました。