夏の吉野・いきあたりばったり紀行



2013年4月13日、吉野山で行われた「阿知賀女子学院・決勝進出満願成就イベント」に参加しました。
詳細は1ヶ月遅れの探訪レポートで紹介しましたが、その時が私にとって、初めてのイベント参加でした。
顔見知りは誰もいない状態だったわけですが、お付き合い、案内してくださった皆さんには本当にお世話になりました。


さて、その時に7月に大和上市周辺で吉野川花火大会があり、
そこに合わせて何らかのイベントをするかも・・・?という話がありました。

実際にはご存知の通り、もう少し後のことになり、その連絡も
「さくら咲プロジェクト実行委員会」(吉野における阿知賀編関連イベント担当の委員会。4月のイベントもここが主催)から
いただいたわけですが・・・まあ、その時点でもうスケジュールを空けちゃってましたし
花火大会は予定通り行われる(※数年ぶりの復活)らしいので、行って損はないだろう!


ということで、1泊2日で行ってまいりました。
途中でいろんなグループのみなさんに出会い、くっつきつつ巡った「いきあたりばったり紀行」
当時の雑記よりの抜粋です。







7月28日に1泊2日で吉野山へ行ってきました。
7月7日も行ったので・・・ちょうど3週間ぶりですねー
同じ月に2回行くというのもなかなか珍しい。


理由としてはレポートにも書いた4月13日のイベントで、
7月の吉野川花火大会の時にまた何かするかも?という話を小耳にはさんでおりましたので
前々から予定としては考えていたわけです。
でも、実際のところ告知のタイミングを考えると28日の線はなさそうだなーということは
ちょっと前の雑記にも書き、そして実際にこの日ではないということになりまして。



↑引換券。
そういえば、これどなたの絵でしょう?上手い。

主目的は延びちゃったわけですが、
4月にもらった「タコのつく何かと引換券」は生きてるとのことですし
やはりこの日に合わせて集まる方々が
遠路はるばる来られるという話も聞きましたし
実に5年ぶりの花火大会復活とのことですし・・・

てなわけで、「行かないで後悔するよりも!」と
足を伸ばすことにしました。


実際やっぱり行ってみてよかったです。
皆さん本当にお世話になりました。どうもありがとうございました。



・・・



28日午後2時ごろ吉野に到着。花火大会は夜ですから、前よりはだいぶゆっくり。
7日に来たときはあじさいがきれいだった七曲坂を上り、目指すは吉水神社。

道中、蔵王堂の横の道あたりで、兎来栄寿さんたち一行とすれ違う。
松実館(さこや)にこの日宿泊して、花火大会に参加、その後、麻雀大会をすると聞いていました。
松実館ですかー私の場合、旅館に宿泊する必要は、あえてはないのですが、
何といっても、松実姉妹が住んでいるというあの場所・・・うーん、やっぱり憧れですねー
 ※そしてこの後、9月1日のメモリアルイベントに合わせて初宿泊!しました。



吉水神社では、今回もご挨拶したいと思っていた宮司さんと無事、受付で面会
(翌日行った時には所用でご不在でしたので、やっぱり行っておいてよかった)
7日に訪れた時に購入し、仕上げてきた絵馬の奉納と
何より買うはずがいただいてしまった本のお礼を言わなければと思っていましたので。


挨拶した後、本の内容を起点に、宮司さんとは20分くらいお話しさせていただいたかと思います。
話題はいくつかありましたが、たとえば本でも紹介されていた「素心」のこと
宮司さんが自らの名乗りにも使われているこの言葉ですが、言葉通りの素直な、あるがままの心
『和して同せず』人と仲良くしつつも、そのために自らを曲げてはいけない。自分は自分である。



『知識・見識・胆識』

頭で知っているだけではいけない。より知識と経験を積み、深く物事を見つめる見識を育てる。
さらには見識を生かし、決断力と実行力を身につける。これが胆識
知識を見識に、見識を胆識に、深めていくことが大事。
・・・ふーむ、まさに識の胆(中心)、というわけですか。


『木鶏』

往年の大横綱双葉山が連勝が止まった時に、我はまだその域ではなかったと語った話が有名ですが
本当に素晴らしい人は自らをひけらかさない。木の鶏のように無でありながら、自然と敬意を集めるもの。
その域に達するまで、どれだけかかるんでしょうかね?
というか自分で達したと思っちゃいけないんでしょうね。それこそ素心、素心を保つべし、ですか。



いずれも頭ではわかるのですが・・・うーん、難しいですねぇ・・・と唸っていたら
「私もまだその境地には達してないから。これからこれから」と笑っておられました。
宮司さんでまだだったら、私あと数十年かかりますやろ(苦笑)


話を聞かせていただいた後、持ってきた絵馬を、今回は二体奉納しました。※絵馬の数え方は「体」
左は玄ちゃんと周りを囲む阿知賀っ子たち。7日の蛙飛び行事の時、
神輿の周りで、あるいは神輿に乗って笑う子たちを見て、次描くならこれだなーと思いました。
阿知賀編1話で穏乃が話しているように、実際にもこの辺の子どもの数は少ないそうですが
やっぱり元気な子どもは町の活力。笑顔あふれていてほしいです。

右は・・・ええ、宮司さんです。本に収録されている写真を参考に描きました。
4月のイベントのことと、本のことと、お礼の気持ちを込めまして。
こちらも7日の時には、やってみよう!と思っておりました。
「よく描けてるねー」とご本人に誉めていただけて、嬉しかったり、気恥ずかしかったり。


漫画でも似顔絵でも、人を描くってムズカしい。
でも自分でできるだけのことはがんばって描きましたよー
それぞれそれなりの雰囲気を、ちょっとでも感じ取ってもらえれば嬉しいです。
帰りにまた絵馬を買ったので、できれば次回に、がんばるぞー
(・・・って一人でそんなに増やしてどうすんねん)


 ※この後も順調に(?)絵馬を重ね、2014年8月時点で阿知賀編関連5体・吉野関連4体で計9体となっております。多いわ!







吉水神社を後にして、次は静亭へ
女将さんに挨拶したら、3巻を進呈した人と言うことで覚えてくださっていました。
まだ3週間前のことだから、そりゃ覚えているだろうって?いやいやとんでもない。
宮司さんもそうですが、不特定多数の人と関わるお仕事、
人の顔を覚えていると言うのはすごいことなんです。それだけで強力な武器なんです!
物覚えの悪い私が言うんだから間違いない!(泣)
(いやーもう本当に、切実に、覚え方があるなら習いたいくらいですよ・・・)



それはさて置き

「今日は皆さんで花火大会に行かれるんですか?」

え?『皆さん』?いえ、今は私一人・・・

女将さんの反応もそれもそのはず、振り向くとそこには10人以上の皆さんが!
7日に一緒に『ニワカは相手にならない神輿』担ぎを体験したミヤツカサケイさんも!


聞けばMixiのグループの方々で集まったオフ会の途中だったそうです。
 ※思えば、後にオフ会でたびたびお世話になるふじげんさんとはこの時初めて会ったわけですね。

しかし、Mixiの会員でもなければ今時ツイッターさえやっていない私には事前に知る由もなく。
なのに、すれ違うだけならまだしも、ほぼ同時にお店に入ってくることになるなんて。
蛙飛び行事に続いて、咲のファンの方とよもやこのタイミングで会うってそんなんアリ?


・・・はっ!


そうか・・・吉水神社で宮司さんと話し込んでなければ、この状況はありえなかった・・・
だとすると、これもまた一つのお導きというやつですか?

いやはや何とも縁とは不思議なものですねー・・・と、しれっとしばらくご一緒させていただきました。
主催者さん、同行された皆さん、どうもありがとうございます。



そして会食へ。
軽く済ませるつもりで入ったので、私はくずもち(くろみつ!)&コーヒー(色がくろ!←しつこい)でしたが
最近始めたオムライスがオススメだそうで、何人かの方が注文されていました。
ふむふむ、覚えておきますよー


桜の繁忙期はともかく、普段は女将さんが一人で切り盛りしておられるらしく、
そこへ同時にやってきた10人以上の注文!をさばくのは、さすがに苦労なさったようで。
全員の料理を完了するにはいくぶん時間がかかったのですが、
「お待たせしたおわびに」と全員にバニラアイスをふるまってくださいました。

女将さん・・・律儀な方ですね・・・(ありがたくおいしくいただきました)



グループには4月のイベントに来られていた方もいれば、今回が初という方もいらっしゃいまして。
席で私の向かいに座られた方は、吉野はもちろん、咲関連も初参加とのことでした。

「最初は参加しようかどうしようか迷ったのですが、思い切って行ってみようと思って」

あ、3ヶ月前の私だ・・・

そうですよねー直接の面識のない集まりに行くのって、躊躇しますよね。
わかります。すごくよくわかりますよ。
でも「来てみてやはりよかった」とおっしゃっていました。うんうん、わかります。わかりますとも!


一方、もちろんベテランとおぼしき方も。一番遠くから来られたのは、千葉の方でしたし
先日の「シノハユ」序章で明らかになった島根へさっそく出かけ、
そのまま吉野まで車で来られた方もいらっしゃいました。すばらな行動力です。

そしてそういうキャリア?はそれぞれでも、みんなで楽しめる。すばらです・・・!



すばらといえば、
大和上市にある吉野町観光案内所にも掲示されている
探訪マップの製作者さんもいらっしゃいました。
このマップいいですよねー丁寧かつ見やすい。
吉野だけじゃなくて、奈良各地域もあるのがまたすごい。
まさに網羅!という代物です。

この方といい、
今回はお会いすることはなかったのですが、ひでさんといい
いい仕事をしてくださるものです。
私でも色々回れるのは、こうした先達の方々のおかげなのですよ。



そして、もう一つすばらだったのは、ミヤツカサケイさんに見せていただいた2枚の絵
今日の花火大会の前に行われる「灯籠流し」のために用意したとのことで
実物はもう預けてしまったのですが・・・と開かれた画像データ

おぅ、すごい!小学生時代の穏乃と和ではないですか!
お世辞抜きでかわいい、色遣いもきれい、とても素敵な仕上がりでした。
できればその場で画像データをいただきたかったくらいです(私のロートル携帯じゃねぇ・・・)


灯籠流しにもきっと映えることでしょうけど、
流すの惜しいなぁ・・・と本末転倒なことを口にしてしまいました。(でも本音)


 ※そしてこの翌年、松実姉妹の灯籠を、今度は直に見ることができて
  「だから流すのもったいないよ!」と口走っている私がおりましたとさ。
  ミヤツカサさん、すばらでした。



絵といえば・・・ですね。グループの中に、何故か『画伯』と呼ばれている方が。
後で尋ねてみると、吉水神社に絵馬を奉納する約束をされたそうなんですが、
でもご本人曰く、いわゆる「残念な方」の画伯なんだそうで。

ネームプレートの裏にすばら先輩を描いておられたのが目に入ったので
いいじゃないですかーぜひ描きましょうよーと思ったのですが
描こうかどうしようか悩む気持ちもよくわかりますので・・・

(私も若干は慣れてきたかも?ですが、それでも人前で描くのはまず無理ですよ)

人それぞれ、かかる時間や、描きやすいタイミング・環境ってのもありますしね。
しかし、ファンの方の絵は私もできればたくさん見たい!ので、どうか前向きに検討をば。


プレートの絵からもわかるように、この方はすばら先輩一押しとのことで、
会食中に「PSPの特典ですばら先輩を引いた方はぜひ交渉を!」とおっしゃってました。
当たるといいですねーそれにしてもあの特典の付け方は・・・
やっぱり・・・もうちょっと何とかならなかったのですかね・・・(←つい湧き上がってくる愚痴)
何はともあれ、見事意中のしおりを引き当てられますよう、幸運をお祈りしておきました。



一通り料理も出そろった頃、兎来栄寿さんが静亭に。
「こばし」のおもちをふるまってくださいました。
こばし、というと小走先輩?
何か謂れや関連があるのかどうかはわからなかった(すみません)のですが
これまたありがたくいただきました。やわらかくておいしかったです。餡もくろい(まだ言う)し


・・・そう言えば、


吉野へ来るとくずもちとか、やきもちとか、大福もちとか、みたらしもちとか
お菓子におもちばかり食べているような気がする・・・


なるほど、これならおもち好きになるのも無理もない。いやむしろ当然の帰結でしょう(断言)







会食と記念撮影を済ませ、女将さんに挨拶をして静亭を出た後、一行は坂を下る道へ。


道中、兎来栄寿さんが東京からこちらへ来る間に、
同行されている皆さんと盛り上がったという話を紹介してくださいました。
その一つが、風越の文堂さんの今後について
それは何と文堂さん、来年は風越をしょってたつランキング1位、衣さえも上回る実力者になる説!


いやー文堂さんの努力と将来性は私も買ってますが・・・
(県決勝こそ残念でしたが、2ヶ月足らずで78→5位へ部内ランクを上げた過程は相当なものです)
風越内でのランキングをさらに上げるであろうことは私も同意しますが・・・
来年は3年生になる衣をも上回る・・・ってさすがにそれは無理ゲーでは(苦笑)


それから「ドラフト会議」と題して
もし自分が監督なら、誰をチームに指名するか?という話もあったそうです。それは確かに面白そう!
あ・・・でも私とドラフト会議すると、1位指名がものの見事にかぶるの目に見えてますぜ、兎来栄寿さん
ちなみに以降は誰を指名されたのか?ちょっと聞き損じてしまいましたが
おそらく千里山の竜華さんや永水の小蒔さん・霞さん、プロもOKなら野依プロ
このあたりは入っていたものと、ご本人のいないこんなところで一人勝手に予想しておきます(笑)

 ※結構当たったらしいです。要するに美しい黒髪の女性が好みってことですやね。
  まあ長い黒髪への憧れは「源氏物語」の頃より、千年の時を経て続く日本人のDNAみたいなものですので。
  ちなみに吉水神社の宮司さんも、日本人はやはり黒髪であるべき、としばしばおっしゃいます。



そんなふうな話をした後、さこやさん付近で兎来栄寿さんやミヤツカサケイさんとはいったん別れ、
私はそのままMixi組の皆さんと坂を降りて、さらに進んでロープウェイ駅へ。


ここでまずお一人、ロープウェイに乗って行かれましたが、
私はまた七曲坂を下りようと思っていたところ、他の皆さんはまた別の道に。
あーそう言えば、何人か車で来られていたという話でしたね。
花火大会までまだ2時間以上あるし、せっかくなので行けるところまでついて行ってみようと、駐車場へ。



傘をさすほどではないとはいえ、少し雨が降り始めていたところ
そんな雨も気にならなくなるくらいの、衝撃!


いや、確かに私もネット上ではいくつか見たこともあるのです、が・・・
でも生では、こういうの、はっ・・・


初めて見たぁー!!(そうかこの時が初めてだったんだ)
うわーこれすごい。
前後左右、阿知賀編キャラで彩られている。

これを駆使して、今日は島根から吉野まで、
走り抜けてきた四方八方

正面 穏乃  右 玄ちゃん 左 のどっち  後方 小走先輩

あと他作品のキャラと共に、SDエイスリンもいました。

フロントガラスには、阿知賀5人のミニタオルと
和の珍言もとい名言「そんなオカルトありえません!」

「阿知賀編なら『そんなオカモチ』もありかなーとも思ったけれど」
あー、河水浴の時の憧の台詞ですか。そのチョイスも渋いなぁ

いずれにしても、眼福でした。


・・・


・・・む、見ている分には気にも留めませんでしたが・・・
こうして写真に撮らせてもらっていると、せっかくの機会なのに・・・結構、雨が・・・邪魔だ!


実際この頃、雨は降ったりやんだりながら、すぐには晴れそうもない空模様。
これ、この後の花火大会はどうなるんでしょうね?と気がかりになりつつも
ここで車で来た人は車で、他の人はさっきのロープウェイ駅へ戻って、といったん別行動に。


私も花火大会最寄りの大和上市へ向かうことは決めていましたが、
ロープウェイに乗るにしろ、予定通り七曲坂を下るにしろ、
果たしてこの雨、あまり濡れずにもってくれるだろうか?というところだったのですが
静亭で私と同席になった、今回がイベント初参加だとおっしゃられていたしろねこさんが

「上市まで私の車に乗っていきますか?」と。

ほ、ほんとですかー!?
その言葉、ありがたすぎます。喜んで同乗させていただきました。



車の中でお話しさせてもらったところ
しろねこさんが『咲』を知ったのは今年の3月のことなのだとか。
へー、すると比較的最近、阿知賀編だともう終わりの頃ですよね?と尋ねると
麻雀を覚えるための、何かいい読み物はないだろうか?と思って、
知り合いに勧めてもらったのが・・・だったそうです。それでどっぷりハマったと。


ふぅ〜む、なるほどなるほどなるほどー
つくづく人間、何がきっかけで繋がるかわからないものですね。そして好きになるのに時間はいらない。
車の中では咲ソングメドレー。一押しは怜とのことで、怜の歌がトップで流れてきました。
私自身は玄ちゃん推しですが、怜もいいですよねー
千里山チームの結束と、試合でのあの頑張りは誰もが認めるところですからね。



割と本降りになってきた雨の中、車は大和上市駅前に到着。
Mixiの皆さんも、幸い雨が強くなる前に吉野駅に着けたようで、それほどは濡れずに済んだとのこと。


ここまで私を送ってくださったしろねこさん、花火大会も見たいけれどと、しばらく考えておられたようですが
やっぱり遅くなると明日に響くので残念ですが・・・と、ここで帰路につかれました。
結果的に、言ってみれば私を送るために、上市への時間を作ってくださったようなものです。
雨は冷たいけれど、人情ってあったかい・・・

短い時間でしたが、ご一緒できてよかったです。
ありがとうございました!どうかお気をつけて!と、走り去る車を見送りました。


私は麻雀出来ないので「卓で」とは言えませんが・・・

いずれまた、どこかで!







外は未だ雨が降る中、ありがたいことにしろねこさんに車で送ってもらって大和上市駅へ


吉野町観光案内所には
咲シリーズを紹介してくださっているコーナーがあることは
これまでにも何度か触れてきました

←で、これが7月7日に行った時の様子
 阿知賀編コミックスが全て揃い、
 だいぶ充実してきたなぁとこれだけで満足しておりましたが


この3週間の間に一体何があったんだ・・・

という劇的な進化を遂げていました。

マップなど、壁に張り付けてあるものはそのまま維持しつつ
グッズ類を棚の上からテーブルに移動。っていうか、これ雀卓型ですか
咲本編もいつの間にやら11巻まで全部揃っているし
アニメファンブックやヤングガンガン、咲フェスパンフレット、
足元には穏乃のジャージ(笑)
なのコレの玄ちゃんまで置いてある

8月4日のPSP体験会でお会いしたふじげんさんが
「ねんどろいどのどっち」を進呈しに行くとおっしゃっていたので
またさらに増えているかと思います。すごーい



こういうのって・・・なかなかできることじゃないんですよね。だって商品だから。
外国の方からすると「日本では目立たないところに自動販売機が置いてあるのが信じられない」そうですが
売ればお金になるものをポンと置いて、しかもそれを誰も持っていかない
日本じゃ当たり前かもしれませんが、当たり前のこととして成立するのがすごいのだとか。
もちろん物を置くためには、そのスペースを用意することも必要です。

置いて行かれる方の善意と、置いてくださる方の好意と、見に来られた方の良心と
その3つがきちんと揃わないと、こういうのは成り立たないんですよね。
特に大三元四暗刻さんからの宥姉サインは貴重品ですので、それがケースではなく
直に触れられる位置にあるのは素晴らしいこと。これからも大事にしていただきたいです。


なのコレなら私も穏乃を2つ持っているので
次にここへ行った時に1つ持って行って、玄ちゃんの隣に並べてあげようかな・・・

 ※なお、グッズ展示はメモリアルイベントが終了したこともあり、現在は元の棚の位置に戻っております。



さて、案内所には吉野山を自転車で探訪してきたというすばらな健脚な方や
(でも七曲坂で転倒してしまったとか。気を付けてくださいね)
4月のイベントや、6月の千里での「さきすぺ」にも来られていたキムチさんにお会いしました。
でもよくよく考えてみれば過去2回で自己紹介をしたことはなかったので、ここで挨拶。


キムチさんと言えば、4月は咲さん、6月は哩さんと、コスプレに力を入れられている方。
今回は?いたって普通の服に見えましたが、実は「マンション横山さん」なのだとか。
マンション横山?

あー この人・・・

こりゃわかんないですよ(笑)
いや、わかる人にはわかるのでしょうか。いずれにしても、渋い。


シンプルな服なので一見再現は簡単そうに思えますが
ユニオンジャックしかプリントされていないシャツを見つけるのはかえって難しいのだとか
あーなるほど・・・確かに他にも文字とかいろいろ付随しているのが一般的で、
これだけのシャツって案外ないかもですね。
しかしそれなら、と類似の代用品で済まさないところがキムチさんのこだわりでしょうか。奥が深い。


なお、キムチさんは吉野を訪れる前に島根へ行きました!というお一人で
島根〜吉野でのレポートをご自分のブログに書かれていますので、そちらも参照をば。
といっても、ここをご覧の方ならご存知かもしれませんけどね。
体験したことをすぐに記事にできる、このスピード感は素晴らしいです。



・・・で、ここで色々お話をさせてもらったり、例の「タコ」のつく何か引換券を行使したり

「タコのつく何か」→タコスを模したたこせんでした
実物を見るまではたこ焼きか何かかと予想していたのですが、
これなら作りやすいし、タコスの形にもできるし、
余ってもたこせんだから日持ちする。なるほどー

・・・しかし、ここに来られた方の話によると
観光案内所の方、マヨネーズで咲にまつわるキーワードを書いてくださったとか
私のもそうだったのだろうか?

しくった、気づかなかったorz
既におなかの中におさまってしまいました。
申し訳ないです。でもおいしくいただきました。


そして、そうこうしている間に、そう、この日に重要情報が入ってきたわけですよー



9月1日にイベント開催・・・とね。
さっそく観光案内所の入り口にも張り出されました。

正直な話、7月28日にイベントが行われないという
告知が来たのが、この2日前だったので
連絡調整をギリギリまでやった結果だとわかってはいても
もうちょっと早く、せめて1ヶ月前には告知してくださいよー
とか思ってたわけですが。

この日、7月28日。イベント当日、1ヶ月ちょっと先の9月1日。
はい、何の文句もつけようもありません。
これは大変失礼をば・・・。








観光案内所でくつろぎつつ、時計を見る。花火大会の開始予定時刻が近づいてきています。



この花火大会、かつては吉野川の夏の風物詩ということで
何十年もの間、毎年開催されていたそうですが
不景気のあおりでしょうか?やがて中止に。

しかし、このまま終わってはいけない
その夏の思い出を5年ぶりに復活させようじゃないか!と
地域の方が協力を呼びかけ、今日この日に至るのだとか

寄付金も当初見積もりの300万円の倍以上、800万円集まったそうです。
皆さん思いは同じだったんでしょうね。


なんだか阿知賀麻雀部の復活を願った頃の穏乃たちを思い出します。
きっかけを作った方も、それに応えてくださった方々も・・・いいですねぇ・・・



準備は万端、問題は雨。
そう、花火大会開始約2時間前の6時頃から強く降り出した雨
こればかりはどうにもなりませんが、果たしてどうなるのか?
私では調べられないので、雨雲レーダーを検索する案内所の方々のスマホを覗き込む

「大丈夫、7時頃には雨雲が抜けるようだ」


果たして数十分が経過。一時は激しい勢いだった雨が次第に弱まり、
本番の花火大会はもちろん、その前に行われる灯籠流しも問題なくとり行える天気に!
そりゃあ、気象学的に言えば、雨雲がその時間にうまく抜けてくれた、と言えばそれまでですけど・・・
「祈り、天に通ず」でいいじゃないか、と思う、そんな感じ。



観光案内所から吉野川へ移動
そうそう、私は遠目から見物ですが、ミヤツカサケイさんが灯籠流しに参加されているということでした。
静亭で画像を見せていただいた、穏乃と和を川に浮かべているはず・・・



川に浮かぶ無数の灯籠
私が思っていたよりもずっとたくさん流れていきました
そして素材の違いなのか、燃え方の違いなのか
それぞれ色が違って見えました。
あるいはたまたまそう見えただけかもしれません、が
託された願いの数だけ灯籠があると思えば
様々な思いの分だけ色があるのも、ある意味自然かもしれません。
天気もそうですけど・・・こういうの、理屈じゃないですよね。

灯籠流しに間近で参加したことをもとに兎来栄寿さんが、
玄ちゃんにまつわるSS「心の灯火」を書かれていました。
大切な人がいたころの楽しい思い出と、
時が経ち、その人はもういないけど、
あったかい思い出はちゃんと残っているのと・・・

兎来栄寿さんは6月のさきすぺで
「待つ身の日々」という小説本を出されており、
吉野山の静亭さんにも置かれています。
玄ちゃん好きな方は時間があればこちらも是非。おすすめです。




灯籠流しも終わり、無事皆さんとも合流を果たした後、いよいよこの日の本命、花火大会へ


まずはオープニングということで、吉野のマスコットキャラ、ピンクルちゃんをかたどった形で点火
河原に現れた炎のピンクルちゃんに、思わずカメラを向けてみたわけですが


だめだ、これじゃただの火の玉だ(苦笑)

私の技術とデジカメの性能両方が不足しているのも事実ですが
目で見たままの景色をそのままデータにおさめるのは無理がありますねぇ
だからこそ、現地を訪れ、自分で確かめてみることには
意義があるとも言えるかもしれませんが。



まあ、それはさておき、
見るならもっといい場所があるよというミヤツカサさんの導きで、一同、少し小高い駐車場へ


うーわー・・・


ベストポジションじゃないですか!(手前は駐車されていた車)
こんなど真ん前で打ち上げ花火を見られるなんて・・・
大阪市内ではちょっと考えられない(不可能とは言わないけど相当難しい)
我がロートルデジカメもよくがんばった。
でも実際にはやっぱりもっときれいで、迫力がありましたね。

思えば、そう・・・吉野駅を降りた時には一人だったのに
なんだかんだとくっついて歩き回って、おかげさまでこの景色です。
単独で歩き回るのも、それはそれで気ままでいいものなのですが
一人ではここにたどり着くことはできなかったことはもちろん、
皆さんの話を聞く機会もなければ、夕方の雨に濡れていたはずです。

その時その場ですぐ言葉にしきれないのがもどかしいやら何やらですが
目の前で弾ける花火の光と音と共に、人の暖かさが身に染みます・・・



夜空を彩る無数の花火。普通なら「たーまやー」って言うところだと思いますが
ごく自然に「すーばらー」に変わる皆さん。
つくづく「すばら」の汎用性は素晴らしいですね。言いやすいし、ノリもいいので使いやすい
使われているうちにしばしば略語になるのも珍しくないのが、言葉の世界。
むしろ「今まで何でこの言葉がなかったのか?」不思議なくらい、しっくりハマる。


ひょっとしたら「すばら」という言葉を生み出したことそのものは、また別の人なのかもしれませんが
こうして流布したのは、まず間違いなくすばら先輩の口癖として設定されたことから始まるでしょう。
誰かが思いつきそうなのに思いつかないこと、それをひらめくのもまた、貴重な才能というものですね。



こうして4〜50分ほど続いた花火大会もつつがなく終了
電車で帰るMixiグループの皆さん、吉野山の松実館に泊まる皆さんとお別れして
一人、阿知賀の家に戻りました。


いやー今日は楽しかったなー
でもだいぶ歩き回って疲れたから、ゆっくり休んでまた明日に備え・・・



・・・



・・・興奮して寝られん!(結局夜中までウダウダしてました)







花火大会もつつがなく終わり、一人家へ帰って寝て起きる。
翌7月29日。早朝の阿知賀をぶらりと散歩。



「麻雀がしたい!まーじゃん・・・ッ!!」「いきなりだねー桜子・・・」などなど

阿知賀のみんなの声が聞こえてくる気がします。
もし・・・勝敗度外視でチーム作れと言われたら
玄ちゃん・阿知賀時代のどっち・桜子・ひな・綾の番外編凸凹組でやってみたいと
割と本気で思っていたりする私。


まー本当に勝敗度外視の結果になるでしょうけども(笑)



そしてそのままその足で駅へ
静亭さんが9時から開店と言うことだったので、ちょっと遅めの朝食をとりに行くことにしました。


吉野駅で降り、今年これで何回目だっけ?の七曲坂を上り
昨日ご一緒させていただいた皆さんが泊まっているさこやさんの横を通り、
吉水神社のその先にあるのが静亭
(宮司さんはこの日は所用のためご不在でした。ブログを拝見すると
 この数日前にはスイスでアルプス登山されているんですよねぇ・・・すばら健脚)


静亭の傍まで来た時に、ランニングの足音が聞こえてきたので、
振り返ってみると・・・あら、だーはらさん?
何でも2巻の表紙の場所(※寄り道でも紹介した「老人憩いの広場」)を撮りたいということで
チェックアウトの時間も近いため、急いで向かうことにしたのだとか。


場所はわかりますかー?って聞きましたけど
後で振り返ってみると、私よりよほどキャリアがある方ですし、釈迦に説法だったかもしれませんねー



さて、静亭に到着。何に食べようかなーというのは道中で決めてました。
ええ、最近始めて、昨日もMixi組の方が何人か注文されていたオムライス!が!


ふおっ!?

そんなオーダーしたわけでもないのに、ケチャップで「咲」と書いてある!
昨日来店した時には、こんなサービスまだなかった!

女将さんに聞いてみると、昨日の花火大会のタコス型たこせんで
案内所の方がマヨネーズで書かれたというのを聞いて
うちでもやってみよう!と思ったのだそうです。


ほうほうほう・・・つまり、これからここへ来ると
またこのサービスをしてもらえるかもしれませんねー
よし、もしよければ、次は何て書いてもらおう?

・・・え?ああ、愚問ですかそうですか(笑) ※後に本当に実行する

肝心の味も卵ふんわり、中身も具がいい感じでおいしかったですよー
ごちそうさまでしたっ



静亭でしばらくくつろがせてもらっていたところ、さこやさん宿泊組のキムチさん・オーミーさんが来訪
チェックアウト直前のため、吉野を離れる前に女将さんに挨拶を、
と思って来られたのだそうです。律儀な方たちです。


そうそう、そう言えば、昨日は麻雀大会をされたとのこと。結果はどうだったのですか?と尋ねると
ミヤツカサケイさんが+150以上叩きだしての一人勝ちだったそうです。
プ、プラス150??


・・・


そこには・・・魔物がいたんですねぇ・・・







さて、静亭を出た後、大和上市の案内所に寄りつつ、次に目指すは昼食場所。
今朝食終えたところだろ、食ってばかりやないかい?
いやいや、ちょっと吉野からは距離がある場所ですので。
目的地は橿原市にある極楽湯(サイトを見てみると、全国各地に店があるようですね)


なんでそこへ?ってそれは昨日花火大会の後に兎来栄寿さんに教えていただいたのですが
ここのお食事コーナーの目玉の一つが


玄うどん!

しかも「げん」じゃないです。
これでちゃんと「くろうどん」と読むのです。

うわーこれはチェックせざるをえない
ということでこの日この場所に至る。




↑これは「肉わかめ玄うどん」

「従来のうどんに比べて栄養価も高く、健康志向の時代にふさわしい」
「味・香りも豊かな昔なつかしい味」というふれこみの玄うどん
そのお品書きに並んでいるのは

「元祖ばりうまカレー玄うどん」
「天ざる玄うどん」
「ざる玄うどん」
「鍋焼き玄うどん」
「えび天おろし玄うどん」
「肉わかめ玄うどん」
「山かけ玄うどん」
「芽かぶ玄うどん」
「チゲ鍋玄うどん」
「きつね玄うどん」
「釜揚げ玄うどん」

さらにセットメニューとして
「天ぷら玄うどん」
「山菜おろし玄うどん」
「とろろ玄うどん」
「ミニ玄うどん」


うおお・・・い
いや、これにこんなに反応するのって
果たしてこの世に何人いるのかって話ですけども・・・
でも、こういうのは・・・そう、楽しんだもの勝ちなのです!
(兎来栄寿さん、毎度情報ありがとうございました)



朝は咲オムライスを食べ、昼は玄うどんを食べ、
すっかり満たされたところで、大阪への帰路へ。
途中、兎来栄寿さんからのメールで、アニメ版最終巻に付属するボックスの絵柄が公開され
その場所を見つけるべく、皆さんでしばらく歩き回られていたとのこと。


あー、チェックアウト後もしばらく吉野山におられたのですね。
さっそく新情報をもとに探訪ですかーでも今回はあいにく特定できなかったようで。
果たしてどんな絵柄だったのだろうと、その場では確認できない私は、帰宅してからチェック


いやー・・・これ
そう簡単には探せるようなものではないような
今回見つけられなかったというのもわかります。
後ろの桜の枝とベンチくらいしか情報ないじゃないですか。
老人憩いの広場・・・でないとしたら
私にはまったく見当もつかないです。

でも、普通なら実際の風景をもとにしてるのか自体を訝しがるところ
そこは再現度の高いこの作品
やっぱり、きっとどこかにこの場所は「ある」んでしょうねー

だとしたら、
遠からず、あるいは既に、どなたかが見つけられることでしょう。
『シノハユ』の舞台や暗号を即座に読み解いた
ファンの方々の探究力はハンパなものじゃありませんからね・・・



ということで、いきあたりばったり紀行、これにて完、です。
皆さん、本当にお世話になりました。改めてお礼申し上げます。
この週末はコミケに行かれる方も多いでしょう。暑さに気をつけて、どうかご健闘を。


私は私で、10日から始まるスタンプラリーを偵察しに、また吉野山を登ろうかと思っています。


なんだか、たっぷり歩くコースも設定されているらしいですが・・・


まさか、ここまでのレベルじゃないですよ・・・ね?



 ※どういうレベルだったかは、スタンプラリーの記事を参照してください(笑)