大阪・梅田を一回り(特別編舞台巡り



2014年3月19日に発売された「咲 全国編」のBD1巻
その初回限定盤の特典として、スペシャルコミックが同梱されていました。
(まあ、もちろんここをご覧の方はとっくにご存知の事とは思いますけども)



この数日前、3月15日が玄ちゃんの誕生日と言う設定であり、
その機にと吉野山の松実館(さこや)や阿知賀女子学院麻雀部室(旧吉野山小学校)で
お誕生日会と銘打ってオフ会が催されました。
私もこれは全力でお祝いがしたい!と思い、イラストとか絵馬とか動画とか、いろいろ無茶をしたものです。


この時のことについては兎来栄寿さんのブログに詳細が綴られています。
この日に限らず、自分が体験したイベント等について、非常に事細かに、かつ素早く(←ここ重要)アップされるので
毎度感心することしきりです。

 ※ちなみに、後の7月13日に咲シリーズに関するファンの取り組みについて、お話を聞いて参考にしたいと言うことで
  吉野山を長野県茅野市の役所の方々が来訪されました。
  その時に「取り組みの例」として説明のために提示されたのが、この兎来栄寿さんの玄ちゃんお誕生日会の記述です。
  ご本人はこの時いらっしゃらなかったんですけどね、それだけわかりやすいということですよ。




話は戻りまして、3月のこと。阿知賀編も完結してはや1年が経とうとしている頃。
もちろん本編は小林立先生がケガから無事復帰され、連載が再開しておりましたし、アニメもあり、
『阿知賀編』に続く、新スピンオフシリーズ『シノハユ』も始まりました。
昨夏には吉野でメモリアルイベントが開かれ、ゲームも発売され、と
ありがたいことにいろいろと楽しい話題には事欠かなかったのですが、
玄ちゃんのバカの私は「またあぐり先生の玄ちゃんが見たいなぁ〜」などと当時言っておったわけです。


そこへこのスペシャルコミックの同梱が告知され、阿知賀の特別編が描かれると言う話が舞い込んできたものですから
そりゃ、もう色めきだちましたね〜
最初に流れてきた冒頭の情報から、「3月上旬の話」ということがわかったので、
玄ちゃんの誕生日に関する話とか、そういう可能性もあるのかなぁ?なんていう気持ちも。

・・・いや、あくまで願望でしたよ?
咲日和の衣のエピソードや阿知賀編1話の赤土先生の一コマを除けば、
それまでキャラクターの誕生日に関する話はなかった(と思う)ですし、
まーそんなことないだろうけど、この目で見るまでは、希望を頭に思い浮かべるくらいいいじゃないですか〜
ってこんな感じだったわけで・・・



まさか、あんなド直球が来るとは思わなかったんですよ!(感無量)



そんなこんなでジーンと浸っておりましたら、兎来栄寿さんからメールが来て、
「思い余って吉野まで来てしまった」という連絡が。


・・・


もしもし?東京の人?
あなた、3日前にも吉野まで来ていた東京の人?


う〜ん、人は予想を超えてきますねぇ
いや、このエピソードを読んだ暁には
ひょっとしたら次の週末にまた来られるかもなぁとは思ってはいましたが(ちょうど祝日も含めて3連休だったので)
まさか今日だとはねぇ。


「思い余りすぎ(笑)」と返信しましたが、その心意気すばらです・・・やっぱり「かなわないなぁ」と思いました。
いや、お世辞でも何でもなく、これだけ同じキャラクターを自分以上に好きな人がいるんだなぁというのが
嬉しいものなのですよ。まあ、くれぐれも無理はしたらあかんよとは思いますけども(笑)

 ※後に、「東京の人」じゃなくなってしまいました。まさか本当にさこや(松実館)での勤務を志されるとは・・・脱帽です。
   どのくらいの期間になるのかわかりませんが、ぜひよい経験にしていただきたいものです。



ということで、吉野まで来られた兎来栄寿さんが
新大阪経由で帰る前に、舞台として登場した梅田方面を回ってみたいと言うことだったので
仕事帰りに合流して、一緒に回ってきました。


これはその時に記した雑記から抜粋したものです。






2014年3月19日



これは最近グランドオープンした「あべのハルカス」
吉野から近鉄電車に乗ると終着駅が阿部野橋なので
その近辺ということになりますね。

足元の方に見える横長の建物は
天王寺公園内にある大阪市立美術館です
ですから、これはあべのハルカスを
北西の小高い所から見ている景色になります。

天王寺公園あるいは通天閣あたりから見ると
こんな景色になるのかも


こちらは「梅田スカイビル」
JR大阪駅北にある建物です。
阿部野橋からだと天王寺駅から
JR環状線に乗って大阪駅まで行くか、
地下鉄御堂筋線で梅田駅まで行くか、ですね。


夜に撮ったのでちょっと見にくいですし
角度は甘いですけど、だいたいこのへんでしょう
梅田スカイビル北の足元から見上げて撮った写真です。


あと、池のある一休みできる場所と言うと、
このスカイビル北の公開空地が一番可能性が高いと思いますが
今回回った範囲ではベンチの形が一致しなかったので、いったん保留。
後日に改めてこの近辺を訪ね歩いてみました


なお、直接の描写はありませんが、この近くにある電器店となると
おそらく「ヨドバシカメラ梅田店」ということになるでしょう。


よし、ならばこれからもしカメラを買うならここにしよう!と思っていたのですが・・・
ここからわずか1か月後の4月、ホントに壊れてしまいました(苦笑)

「うぉ〜い、この春の物入り時期に出費が〜」とか唸らずにはいられませんでしたが
どう考えても今後ともカメラは必需品なので、阿知賀のみんなの姿を思い浮かべながら、新たに購入いたしましたとさ。
玄ちゃんへプレゼントされた機種は「Sakix」らしいので、「Lumix」ということで。いかがなものでしょうか。



それにしても、この舞台巡り、楽しいですね〜
今までは答えを教えてもらった時点で回ってきたのですが、
この時は出たばかりなので、コミックスを頼りに歩いてみました。
探検心をくすぐられます。各地を探訪する方々の気持ちがちょっとわかる気がしました。


ところで久しぶりに歩いた梅田北側は開発が進んで、華やかになってましたが・・・
いっそうわかりにくくなってました(笑)
これ遠くから来た人は、この地形ちゃんとわかるのでしょうか?ていうか地元民もわからんのですが。

地下街は迷宮で地上はタワー
「大阪のロンダルキア」か!と兎来栄寿さんと歩きつつ笑っていました。



既に日も落ちた後だったのでせいぜい2時間ほどの探訪でしたが、楽しかったです。
兎来栄寿さん、お付き合いありがとうございました。






それから3日後、3月22日



阿知賀編スペシャルエピソードで出てきた場所について、梅田周辺をもう少し詳しく見てきましたよー・・・ということで。


まずは先日も行きました梅田スカイビル
前回も紹介したように、その北側にあたる部分です。

今回はビルの真下ではなく、敷地から車道一つ分離れ、
会社(シャッター降りてましたが、確か印刷会社)の
前から撮影しました。

まあ、私のロートルデジカメの撮影範囲では
全部入りきらないんですけども(苦笑)

夜行った時はわからなかったのですが
手前右にある円柱?を目印にして
撮影するポイントを探ると
いい感じに撮れるんじゃないでしょうか


続けて探すのはここ
そのスカイビルをやや奥に
そして手前には複数のバスが駐車しています。

事前に「北西の橋の近くのちょっと高い所から」
というヒントをいただきまして・・・

梅田より北で、ちょっと高い所というと
淀川の堤防沿い以外には考えられないので・・・

スカイビルのある方角を横目にしながら
川沿いを走り、見つけました。

手前のバスは阪急観光バスという会社のようですね



あともう一つ見つけたかった、公園はあいにく見つかりませんでした。
少し離れた扇町公園まで足を伸ばしてみたのですが、一致するようなところはなく。

背景描写に使われている
公園の近くにあると思わしきこの建物が
スカイビルの真下にあるものなので、
実際の景色はともかく、
イメージとしてはやはりここ(スカイビル北の公開空地)
なのかもしれませんね〜


グルーッと回ってみましたが、背もたれのあるベンチと言うのが意外とあまり見かけなかったです。


まあ、もし実在するのだとしたら、それは「公園」ではなく、
どこか大きなホテルやビルの公開空地なんじゃないかなーと思います。
池など、水が張ってあるところだと、子どもが遊べる場所が限られてしまいますからね。
公園のような遊び場ではなく、景観を目的として作られた場所である可能性の方がおそらく高いでしょう。


いずれにしても探すのはちょっと難しい、あるいはないのかもしれません。
見つけられたらラッキーくらいの気持ちで、気長に探してみようかな、と。







・・・といったところで、この時の探訪に関する記述は以上です。
その後も時々梅田に行く機会はあるのですが、結局、公園についてはピンとくるところは見つからないままですね〜
やっぱりイメージ的にはスカイビルの公開空地でいいのでしょう。おそらくは。


ところで、ちょっと不思議だったのは背景として使われた「スカイビル」や「阪急観光バス周辺」
どれも北向きからの撮影なんですよね。
吉野から阿部野橋へ出て、その後梅田まで来たのであれば、どう考えても南向きのコースです。
キャラクターたちが通ったであろう動線と、背景が見える方角が正反対なんですよ。

取材した時の資料がその向きだったためなのか、それとも他に何か意味があったのか
多分、単純に前者なんだろうと思いますけど、もし理由があるのなら面白いですね。
それにしても自分で探してみて、「よくこんな所からの風景を見つけ出されるなぁ」と思いました。
阪急観光バス周辺なんて、梅田駅からわざわざ淀川堤防沿いまで歩かないと撮れないところですし。
大阪のロンダルキアを抜けて、堤防沿いまで出向くのは徒歩では遠いし、車では入り組んでいるしで
私は自転車で巡りましたけど、結構めんどうくさいコースだと思うのですが。


とはいえ、北は有珠山(北海道)、南は鹿児島の離島まで出てくるこの作品。
その幅の広さに比べれば造作もないのかも、ですね。
改めて、取材する人と、それを追い求める人のすごさを感じた探訪でした。



それでは今回はこの辺で。