ニワカは相手になりません(ジャンケンとお神輿)



※2013年6月末〜7月上旬にかけての雑記の抜粋です。



しばらく雨が続いていたところ、久しぶりに夏が近づいてきたなーと実感する陽気が。


6月30日に千里中央で行われた「さきすぺ6」に行ってきました。
いろいろ買うものは買えたし、
4月に吉野でお会いした方々ともそれなりにお話できたのでよかったです。
次の機会があれば、来られているサークルの方に挨拶ができればいいなぁ

(と、イベントが終わってから思う、相変わらずの要領の悪さである)



同人誌の即売会なので漫画や小説が多いのはもちろんですが
探訪ものが多いと言うのも咲という作品の特徴なのでしょうね。
実際の風景と描かれている絵がそっくり、どころか
絵と実物とが完全一致してしまう様を見せられると、感嘆の声しか出てこないです。

描かれるのはもちろん、ぴったりのポイントを探し当てる方もすごい。
私がこういう即売会に来たのは、まだ学生の頃以来、実に10年ぶりくらいなのですが
ひいきのキャラや学校はそれぞれでも、皆さんこの作品に愛着を持っておられるのだなぁと
4月も思いましたが、今回も改めて感じました。


今回、前もって注目していたのは、いつもブログに通わせていただいている兎来栄寿さんが
初のサークル参加で発行されるという玄ちゃん小説と検定(と付録で大沼プロ検定)
購入してさっそく検定を眺め・・・って難しい!?

これは本腰入れて解かねばならんと空いてる机を借りて一問ずつ考える。



全25問で96点満点。フツーなら各4点で100点にするところを、なぜ96点なのか?
もちろん96(くろ)だからですよねー


「問1 玄の一番最初のセリフは何か」
「問2 玄が表紙を飾っているのはコミックス第何巻か」

・・・うん、この辺は余裕です。


「問11 玄のキャラクターソングのタイトルは何か」
「問12 ↑で、「ドラ」という単語は何回出てくるか」

タイトルはもちろん知っていますが・・・え?何回?何回だっけ?(ここで最初の誤答)


「問18 玄が作中で和了した時の全ての役と点数を答えよ」

点数は全部わかるけど、役が、役が一つどうしても思い出せない・・・


「問20 8月、9月に登場予定のゲームセンターのプライズ」

誤答すらできず、無回答で撃沈。全く知りませんでした。むしろ情報ありがとうございます。


「問22 松実姓発祥の地であり、現在も松実姓の人々が多く住む村の名前を答えよ」

もう一つ無回答。あの村そうだったのかー


「問24 漫画版で玄の登場コマ数が最も多かった回を答えよ」

出番が多かった回ならわかりますが、最も多かったと言われるとー?



結果「53点」・・・まいった、私の完敗です。
でも楽しかったです。もう一回勉強しなおしますかね。

 ※で、翌年3月15日の玄ちゃん誕生日会でクイズ再び!・・・だったのですが
   リベンジどころか、2問目で間違えて早々に脱落するていたらく。こんちくしょー!(苦笑)





左のこれは、兎来栄寿さんに日頃のお礼と
玄ちゃんへの惜しみない愛情に敬意を表して、ということで
今回仕上げて贈らせていただいた色紙です。喜んでいただければ私も嬉しい。
アナログってやり直しきかないのと、色を変えるたびにお金がかかるのと
不便はいろいろとあるのですが、やってみると結構楽しいものですね。
せっかくコピックもそれなりに仕入れたことだし、また何かの時に使えるといいか、な?


 ※後に絵馬の彩色に使ったり、
  京都の即売会で阿知賀色紙3点セットを持って行ったりして、結構役に立ちました。
  4月に絵馬を奉納するまでは、自分がアナログで絵を描くとは思ってもみなかったのですが・・・
  なんでもやってみるものですね〜








即売会の後は、参加された皆さんが持ち寄った景品をかけたアフターイベント、じゃんけん大会!


・・・があるのは知ってましたが・・・


「じゃんけんは負けるためにある」


つくづく思いました。これ、勝てる気しないなぁ
見事賞品を引き当てた皆様、おめでとうございます。
麻雀もじゃんけんも運が左右する勝負ですが、運は自ら引き寄せるもの、ですねー

 ※でも後の9月の名古屋即売会では複数枚あったからとはいえ、ポスターを勝ち取りましたー
   意気揚々とそれ持って新幹線に乗ったんです、この人(笑)



まあ、この時はものの見事に負けましたが、用意した色紙は贈れたし、本も買えたし。満足、満足でした。
やっぱりいろいろな方にお会いできたのがよかったです。



やましろ探訪記のひでさんは、今回サークル参加されていたのがわかっていたので
挨拶して、作られた探訪資料データが入ったCDを購入させていただく。
帰ってきて開けてみたら、やっぱりさすがだなーと思わず唸る。
ご本人謙遜されてましたけど、吉野とのパイプはひでさんが作られたようなものですからね。
吉野から来られた方なども交えて、今後の予定(※当時)もちょっとお聞きすることができました。


「哩さんのリボンをした人」で私の頭にインプットされていた方(ゆずぽさん)ともお会いできました。
今回はちゃちゃのんのコスプレで・・・ってクオリティ高っ!
いやー私、こういう即売会に参加するのって10年ぶりくらいで、その時はこういうオンリーじゃなくて・・・
要するに女性のコスプレって生で見たの、この時が初めてだったんですよ。
こういうのはなりきってなんぼだと思いますが・・・お世辞抜きでとても似合ってました。すごーい。


コスプレと言えば、4月の咲さんの人(キムチさん)は、今回はこちらが哩さんでした。
姫子も連れてのリザベーションコンビ。「みんなも一緒に楽しもうよ!」の言葉通り
一緒に楽しんでくれる仲間がいるって素晴らしい。
こちらはこちらでキーの精巧さがすごかったです。あれ、手間かかったんだろうなぁ、すばら。
後のじゃんけん大会で今回のネクタイが賞品に出てたので、思わず挑戦してみました。負けたけど。


4月のイベントの夜に一緒にお好み焼き屋へ行った方(オーミーさん)とも再会。
「どっちがあの時お好み焼きを一番失敗したか」と言う不毛すぎる話(笑)からスタート
・・・いやー大阪人というアドバンテージを生かせなかった時点で私の完封負けだと思いますよー
でもそんなしょーもない話を共有してるってのもまた嬉しいものです。
じゃんけん大会では、リザベーションと称して、この手しか出さない縛りをかけて挑戦されてました。
なるほどー時にはそういうのも面白そうですね。

負けたけど。(そんなんばっかりやね)



他にもいろいろ・・・漫画や小説、探訪、考察本やグッズなど、あちこち巡って買わせていただきました。
千里山、新道寺、白糸台、もちろん本編や阿知賀も、はたまた大人や荒川さん、小走先輩など、
取り上げられたのは様々ですが、それぞれ愛があっていいなぁ。


考察本はジョークも交えつつ、最強の名に恥じない情報量だと思ったので、
単行本を振り返りつつ、じっくり見ようかと思います。


缶バッジをつくられていたところの絵柄がかわいらしくて、つい「一通りください」と言ってしまいました。
しばらくしてもう一回そのサークルさんの前を通ったら、もう完売してました。お見事でした。


グッズと言えば、交通ステッカーを作られていたところも楽しかったです。
面白かったのは「居眠り運転注意!!(神代小蒔)」ベストチョイスすぎるフレーズ
でも、何か居眠りしてる方が運転上手そうな気がするのは、多分私だけでは・・・

「アホの子乗ってます(ギバード)」
「捨てゴマ乗ってます(すばら先輩)」
「露出狂乗ってます(一ちゃん)」


・・・うぉいっ(ネタ拾うの上手いなぁ)



そんなこんなで、皆さん楽しい品と時間をありがとうございました。







・・・で、あちこち見聞きしていたら、もう一回吉野へ行ってみたくなりまして
7月7日にみたび、吉野山に行ってみました。


あじさいまつりということで、
吉野駅から下千本へつながる七曲坂という山道が
たくさんのあじさいで彩られておりまして。

ちょうどこの区間はロープウェイで移動できるところでもあるのですが
暑さと坂道が平気ならば、自分の足で登ってみるのもよいかなーと。
 
4月のイベントの時にも場を提供していただいた静亭さんで昼食

なんでも午前中にはひでさんが来られていたそうですが、
あいにく一足違いだったようで。あちゃーニアミスですかー
まあ、運がよければ、7月末に行われるというお祭り?で
またご挨拶することもできるでしょうか。


昼食後、静亭に設けられていた咲のスペースを見て、
阿知賀編で唯一置かれていなかった3巻を進呈、
これでこの時点でのコミックスはコンプリート
本のお礼にとコーヒーをいただいて、静亭を後にしました。
むしろ積極的に受け入れてくださって
こちらがありがとうございます、ですねー


吉水神社へは、登る前と後の2回訪れました。
前回(5月)に行った時にしそこねた宮司さんへの挨拶をすること!
これが今回の大きな目的、ですが
果たしてうまくタイミングが合うか・・・

・・・ってよかった、いらっしゃった。

4月の時はお世話になりました、と今度こそ挨拶し、
「よく来てくれたね」と朗らかに応じてくださいました。

・・・で、次に訪れた時までに描いて奉納しようと思って絵馬を買ったわけですが、
「せっかくだから宮司さんの本を買って帰ろう」と
山登り後にもう一度訪ねてみたところ。
本に一筆書き添えてくださった上に

タダでいただいてしまいました。


うええええ?いや、ちゃんと払いますよ、と言ったのですが
いいからいいから、と袋に入れてポンと私の手に

“世の中には遠慮するべき親切と、受け取るべき親切がある”と・・・

先日読ませてもらった、兎来栄寿さんの玄ちゃん小説の一節にもありましたが・・・まさにそんな感じに。


握手を受け、ありがとうございますと頭を下げて、
神社を出た私のカバンの中には絵馬と本・・・心して読みましょう。



本に書かれた内容によると、吉水神社の宮司さん、元は警察にお勤めだったそうで
あの阪神淡路大震災の時にも救助活動等にあたられたのだとか
また、かつて大病を患い、生死の境をさまよわれたこともあるらしく
相当なご苦労を重ねた上で、今があるのだなぁ・・・と感じました。


それと、吉水神社に拉致被害者家族の方の絵馬があることは「寄り道」コラムでも取り上げましたが
それもそのはず、宮司さん、拉致被害者救出奈良の会の会長なのですね
4月の咲イベントの翌日に、家族の方が集まって祈祷を行ったことはブログでも紹介されています。
吉野山を訪れるにあたって、せっかく来たのだから楽しむべきだし、遊び心は大切ですが
一方で、そういう深刻で真剣で切実な面もあるのだということを、
覚えておくのもやはり大事なことだと感じた次第です。








静亭→吉水神社と来て、
また行きに上ってきた道を下っていくわけですが
7月7日は七夕と言うことで、あちこちに飾られた七夕の笹

・・・に加えて、というかそれ以上に目立つのは
ピョンと飛び跳ねる姿勢の蛙の飾り

現地に行くまで知らなかったのですが、
吉野山では7月7日の七夕の日に
「蛙飛び祭り」というのが行われるということで
あちこちに蛙の飾りと、
そして蛙に扮した人を乗せた神輿が用意されていました。

「なんで蛙飛びなんでしょ?」と尋ねてみたら
おおざっぱに言うと、昔、神様に暴言を吐いた男が
罰で山に置き去りにされてしまい、
とても人間の足では降りられそうもないところ、蛙に姿を変えてもらう
で、蔵王堂まで飛び跳ね戻って、
許しを乞うて人間に戻してもらったという、ことらしいです。


蛙のたどった道がつまり修行の道であり、改心への道である
ということでしょうか?



せっかくなので神輿を見物しつつ、松実館モデルのさこやさんまで下りてきたところ
短冊が結び付けられた七夕飾りがあったので、何が書いてあるのかなーと寄ってみたら
たまたまそこにいらっしゃったのが、4月のイベントで地域案内をしてくださったミヤツカサケイさん!


上記の蛙飛び行事を見物しに来られたそうです(7月7日に行うため、休日に開催するとは限らないので)
6月30日の「さきすぺ」にも来られていたとは聞いていましたが、あいにくその場でお会いすることはなく

差し入れで持ってこられていた柿の葉寿司(兎来栄寿さんからおすそ分けでいただきました)の
お礼も含め、改めて挨拶させていただくことになりました。
いやーまさかここでお会いできるとは・・・松実家の導きと言うことにしておきますよー



しばらく通りを練り歩く神輿についていきながら、阿知賀編にまつわる話を聞かせていただきました。
「寄り道」でも紹介しましたが、阿知賀女子学院の位置、
アニメの設定と、状況から判断したところとでは東西正反対になっているという・・・
じゃあ、なんで設定資料上では反対の位置にあるのかというと
かつてそこに本当に学校(※旧吉野山小学校のこと)があったのだそうです。

また、穏乃たちが河水浴に行っている場面も、上流の、水がきれいなところで
地元の人が川で泳ぐならあのあたりだな、と納得する位置取りだったそうです。
それぞれの場所にはちゃんと理由があったのですね。

なるほどなるほどーさすがに地元の方の言葉には説得力がある。お話できてよかったです。



・・・で、神輿の後ろを歩きながら黒門あたりまで来た頃

「どうせなら見てるだけじゃなくて、一緒に担いでごらん!」と

地元の方にハッピを渡されて勧められるミヤツカサさんと私


せっかく勧めてくださっているのだから・・・とそれを着て、神輿を手に・・・って、重っ!


さこや前(銅の鳥居付近)を通る神輿

なにこれ、重い。手にズシリと来る
しかもすぐ前に同じように担いでいる人がいる。
歩きにくい、というか歩けない。
足を前に出すと、高確率で前の人に当たってしまうっ

ええー地元の皆さん
こんな重いかつ歩きにくいものを担いで
吉野の細道を練り歩き
しかも子どもを乗せつつ、時折蛙になぞらえて
左右に大きく跳ねてたわけですか?ええー




幸い休憩地のロープウェイ駅までわずかだったので、何とかなりましたが、それ以上担ぐ気にはとても

5分・・・もたなかった・・・


「ニワカは相手にならんよ」

「ニワカすぎましたね」

ミヤツカサさんと二人で、気分は打ちひしがれた小走先輩

「これが都会のもやし(っ子)ってやつかー」と憧(当時小6)の声もふと頭をよぎりましたが

これはもう何も反論できな・・・


恐れ入りました。




その後も行事は続くようでしたが、
上市の案内所に寄っておきたかったので、ここでミヤツカサさんとお別れ。
お付き合いありがとうございました。

案内所のコーナーは5月に来た時よりも、だいぶ充実してましたねー
あの時もコーナーがあるだけで嬉しかったですが
この2ヶ月で阿知賀編のコミックスが揃っている、だけでなく4巻は宥姉のカバーつき

キャラクターソングも千里山の怜・竜華含め、全員揃い
壁には探訪マップやキーホルダー
宥姉サインももちろん展示。おおーこれはすごい。

交流ノートに追加されたコメントやイラストを拝見しつつ
自分でも一筆書いてきました。


次に吉野に行くのは7月末かなー4月にその頃に何かあると聞いていたので
7月28日に花火大会があるので、そこかな?と思っていたわけですが・・・

先日発売のガンガン8月号にこんな記事が

「咲−Saki−阿知賀編
 ブルーレイ&DVD最終巻リリース記念列車」運行

「咲−Saki−阿知賀編〜メモリアルイベントin吉野」
 開催決定!



おうっ?何かやるみたいですね。
でも時期はこれ多分7月末じゃない?ブルーレイ&DVDははっきり8月のことですし、
イベントにしても詳細はサイトをチェックして、と書かれているけど、
7月14日の段階では何も告知されてません
いくらなんでもこの状態で2週間後には開催ってちょっと考えにくい。


もうちょっと後のことになりそうですね。これで28日開催だったらびっくりだ。



 ※ご存知の通り、メモリアルイベントは9月1日に無事開催されました。