ダーマ神殿・その2 〜ふきだまりの町で〜


アルスの行動・選択肢はライトグリーン、ガボの台詞は
マリベルは
で表記されています。また場所・状況に関する説明は

地上の牢獄
カシムとスイフー



地上の牢獄

(力を奪われたアルスたち、ふきだまりの町へ落とされる
 落ちた先は池の中。その音で幾人かの人々が様子を見にやってくる)



囚人服の男「こんちくしょう!
        お前たちのせいで 魚が 逃げちまったじゃねえか!」

あらくれ「なんだなんだ また新入りか? 今日は これで2度目だぜ。
      さっきの 勇者になるとか ほざいてやがった 戦士といい
      やけに 新入りの多い日だな」

武闘家「何かと思って 来てみれば
      ニセの大神官に チカラを うばわれた旅人じゃないか。
      急いで見にきて ソンしたよ。
      せっかく きもちよく 昼寝してたってのに・・・」

(何人かが去っていく。うち一人は自分の家の前に立ち塞がる)


ガボ「あれれ? 泉に入ったつもりが 池に とばされちまったぞ。
   オイラたちは どうなったんだ」


マリベル「どういうこと? 一体 何が起こったの? ここって どこなのよっ!
      大神官の言ってたことって 何かの じょうだんよね」




囚人服の男「ここは 弱っちいヤツは 虫けらみたいに あつかわれる
        弱肉強食の 町なんだぜ。
        しかも 町の外は 山と海に かこまれていて
        逃げ場なんて どこにもありゃしない。
        さながら 地上の牢ごくだな」

   ガボ「じたばたしても しょうがないな。
      ここはアルスに 全部まかせたぞ。家に帰る方法を 考えてくれ」


   マリベル「魔法は使えないし へんな町に 飛ばされるし・・・
         ううっ どうすればいいのよ。
         それもこれも ぜ〜んぶ アルスが 転職したいなんて
         言い出したせいなんだからね!」



若い男「ここは ニセの大神官に だまされた者たちが
     肩をよせあう 名もない町さ」

あらくれ「町の中央の デカイ屋敷に スイフーって野郎が住んでんだ。
      そいつは ここのボスだった男を 半殺しにして
      ボスの座を うばい取った おそろしい男だ」


ザジ「ボクは 見ていたんだ。
   あんたたち ついさっき ここに 落とされてきた人たちだろ。
   そんな 見知らぬ人たちを 家にあげるつもりはないからね。
   さあ どっかへ行ってくれよ」

   ガボ「犬ネコを 追っぱらうみたいに
      オイラたちを 追い返すなんて あんまりだぞ!」


   マリベル「むっか〜 感じワルー。
         話しかけただけで あっち行けなんて どういう神経 してんのかしら」



武闘家「チカラを うばわれた 今では 満足に魔物と戦うこともできん。
     西の洞くつを守っている あの魔物だって
     得意の技さえ 使えれば 敵じゃないのにな」

踊り子「酒場に ダーマの神官の 格好をした オッサンがいるんだけど
     言うことが うたがわしいのよ。
     もし あのオッサンを見かけても 話しかけないほうが いいわよ」

兵士「神殿を魔物に うばわれたのは 
    ダーマの兵士や 神官たちが ふがいないせいだよな。
    そういや カシムとかいう ダーマの兵士の 生き残りが 酒場にいたっけ」

魔法使い「戦士や武闘家は いいわよ。
      どんなに 弱くたって 私らよりは 強いんだから。
      あのクソ憎たらしい ニセの大神官に 呪文を 封じられたとあっちゃ
      魔法使いの私は お手上げよ」


カシムとスイフー
スイフーの屋敷/町の中央/町の北側/カシムとフーラル/魂くだきへの誘い

(町の中央・スイフーの屋敷)

魔法使い風の女「この町で スイフーさまと 互角に戦えるのは
           カシムぐらいかしらね。
           カシムって ウワサじゃ 大神官を守る 親衛隊の
           兵士だったそうよ」

スイフー部下(武闘家)「ここは 町いち番の つわもの スイフーさまの お屋敷である。
               スイフーさまは この奥にいるが 今は お楽しみの最中だから 
               面会なら あとにするこったな」

   ガボ「なあ アルス 
      お楽しみの最中って なんだ? なにを楽しんでんだ?」


   マリベル「はやく 屋敷を出るわよ。
         どうせ スイフーに会ったって ろくなことには ならないんだから」



(屋敷二階の一室・フォロッド製?のからくりそうじきが稼動中)

スイフー部下(あらくれ)「スゴイだろ あの動く そうじき
               あれは フーラルっていう けちな盗賊から買ったんだ。
               さすがに盗賊というだけあって
               フーラルは 金さえ出せば 何でも 調達してくれるぜ」


(屋敷二階テラス)

船乗り「バチが当たったんだ。
     だからオレは こんなシケた町に 閉じ込められたんだ。
     かわいい あいつを置き去りにして ダーマに 行きさえしなければ
     こんなことには ならなかったのに。
     ああ・・・あいつ まだあの宿で オレを 待ち続けてるのかな」



(屋外酒場)

兵士「この町に住む者は 決して 魂の剣を 手にしてはならない。
   ゆすりや たかりは 見逃すスイフーが ゆいいつ 取り決めたオキテなんだ」

バーテン「スイフーのだんなが 魂くだきを 禁止させたのは
      弱者を 守るためですよ。
      いち番 強い男の命令とあれば この町のならず者どもも
      したがう以外 ありませんからね」

   マリベル「いい?スイフーにだけは 絶対に近づくんじゃないわよ。
         だって 話を聞いてると 怖そうじゃん。
         さからうヤツには ようしゃしないぞ てな感じがさ」


   ガボ「うーん スイフーってヤツが いいヤツなのか 悪いヤツなのか
      いまひとつ わかんねえな」



(路上)

学者「魂の剣。
    それは魔物が 人間から 魂を抜きとって 作りだす魔剣なのだそうだ。
    魂の剣で キズつけられるのは 人間の魂のみで
    魂の剣で 斬られても 死にはしないらしい」

   マリベル「だまされるもんですか。
         人間の魂を 斬る剣なんて この世に あるはずないじゃない」



楽士「うう 恐ろしい・・・あなたは もう聞きましたか?」→(はい/いいえ)

   (はい)「そうですか。
         私も 魂の剣のことなんか 知らずにいたかった」

   (いいえ)「何でも 魂の剣で 5人の魂を くだけば
          魔物が ここから 出してくれるそうなんです。
          でも 魂をくだかれた人間は いったい どうなるんだろう。
          考えただけでも 恐ろしい・・・」

      ガボ「アルスは 分かるか? 魂の剣とか 魂をくだくとか
         オイラには何のことか さっぱりだ」


      マリベル「き〜っ くやしい!
            平和そうに見えたのに
            やっぱり この地も魔物に 支配されてたのね」



恐喝をしている兵士「ふざけんじゃねえ!
             オレは 有り金ぜんぶ よこせって 言ってんだぞ!」

若い僧侶「かかか かんべんしてください」

兵士「かんべんしてほしかったら おとなしく 全部よこしな!
    ・・・ん なんだ お前ら?
    見せモンじゃねえんだ。とっとと うせろい!」→(はい/いいえ)

   (※二回目以降)「まーた お前たちか。
              オレさまの やってることに 
              文句でもあるってのか ええ?」→(はい/いいえ)
                (※この場合、以下のはい、いいえに対する反応が逆)


   (はい)「よーし いい心がけだ。
         もう2度と 話しかけるなよ。 オレさまは今 いそがしいんだ」

      マリベル「ニセの大神官に だまされて あたしは むしゃくしゃしてんの。
            だから 悪いヤツは ぎゃふんと言わせましょうよ!
            ぎゃふんと!


      ガボ「助けよう アルス。見てみぬフリは できないぞ」


   (いいえ)「ナメてんじゃねえぞ コラ!
          どうやら 少々 痛めつけないと わからないみたいだな」


           戦闘開始 デビルアーマー(Exp68 G52)


(敗北した場合→全滅扱い。教会行き)

(勝利した場合→兵士退散)

僧侶「どこの どなたか存じませんが ありがとうございました。
   無法地帯と化した ここでは 弱いものは
   ひたすら うばわれ キズつけられる だけなんです。
   弱い自分が うらめしい・・・」

   マリベル「かわいそうだけど みじめね」

兵士「さっきは 意見のくいちがいから ケンカになったが
   いまは あんたらと もめる理由がない。
   さっきのことは おたがい キレイに水に流して
   根にもつのは ヤメましょうや」

   マリベル「なんなのよ アイツ!ちっとも 反省してないじゃない
         こうなったら アイツが 土下座をするまで とっちめてやりましょうよ」


     (※ちなみに恐喝行為は展開が進まない限り何度でも行われる・・・)


(大衆浴場)

あらくれ「ひそかに 混浴だと思って 期待してただろ。
     けど 残念だったな。男と女の 入浴時間は きっちり わかれてるのさ」

入浴中の男「おっと 待ちな お前さんがた
        服を着たまま フロに入るのは ご法度ってもんだぜ。
        入りたいなら すっぽんぽんに なってからにしろよ」

   ガボ「注意されちまったな。
      でも オイラたちは フロに 入ろうとしたわけじゃないぞ」




(教会)

中年の男「おい あんた
       ネリスって女には もう会ったか?」→(はい/いいえ)

   (はい)「彼女 色白でキレイだよな。
         オレにも あんな姉さんがいたら 人生 バラ色なのによ」

   (いいえ)「ネリスってのは 町の南に住んでる べっぴんさんのことよ。
          お近づきになりたくても 彼女には ザジって弟がいて
          オレは いつもジャマされるんだ」


戦士(元ボス)「復しゅうの時は 近いぜ。首を洗って待っていな スイフー
         この町のボスは オレなんだ。
         前回と前々回は ゆだんしたが
         何度も幸運に めぐまれると 思うんじゃねえぞ フフフ・・・」

シスター「あそこで 祈っている戦士は
      スイフーと決闘するたんびに 教会に運ばれてくるんです」



(町の北)

貧乏人「なんてこったい!あと30ゴールドしかねえぞ!
     これじゃ 家賃が 払えないッス
     ・・・ふみたおそうかな」

若い女性「あの冷酷非道な スイフーも 殺人だけは 許さないわ。
       もし あなたが 町の誰かを殺せば
       次の日 あなたは町の外で 魔物のエサに なってるはずよ」


戦士「ああ・・・なんてことだ。
    修行によって 身につけてきた 特技を 全部うばわれるなんて。
    せっかく 勇者をめざして 修行してきたってのに
    これまでの 苦労が 水のアワじゃないか!」


魔導士「お若いの 夜は とくに気をつけなされ。
     この町に なじめぬ者が 魂くだきに のぞみをたくし
     魂の剣を手にするからだ。
     魔物に支配された この地から のがれるためには
     魂くだきに 挑戦するほか ないからな」



(地下酒場前。二人の男が現れる)


カシム「さすがは盗賊。こんな高価な 薬まで 手に入れてくるとはな」

フーラル「約束は はたしたぞ。
      今度は あんたが オレののぞみを かなえる番だぜ 魔法戦士どの」

カシム「ああ わかっているとも。 
     たしか ダーマの親衛隊に 入りたいって話だったな」

フーラル「へへへ そうともよ。
      大神官を守護する 親衛隊に 入るのが オレの夢なんだ」


カシム「その夢を かなえたいのなら もう ひと働きしてくれないか」

フーラル「や、約束がちがうぞ!
      その薬を手に入れるのに どんだけ苦労したと思ってんだ」

カシム「そう 怒りなさんな。私の仲間に なりたいのだろう?
     じゃあ また あとでな」


(カシム去る)


ガボ「ここに 住んでるヤツらは
   フィッシュベルの人たちみたいに いい人ばっかじゃ なさそうだな」


マリベル「あーあ もうイヤだ。
      あたし この町に住んでる人間を 好きになれそうにないわ。
      はやく あたしが フィッシュベルに帰れるように
      何とかしなさいよ アルス」



フーラル「お前ら 新入りだな。
      なら このフーラルの顔と名前を おぼえておくと いいぜ。
      本業は盗賊なんだが いまは なんでも屋をやってる。
      ほしいモノが あれば なんでも 手に入れてやるぜ。
      ただし 値は はるけどな」

   ガボ「今 いちばん欲しいものは
      アルスの母ちゃんが作った あったかい料理だな」


   マリベル「どうどうと 盗賊と 名乗るような あやしいヤツなんかに
         2度と クチをきいたらダメよ。
         盗賊なんてのはね 人さまから盗んだものを売って
         お金をかせぐ いやしい人間なのよ」



(地下酒場内)

バニー「ネリスって 病弱だから
     起きてる時間より 寝ている時間のほうが長いらしいの。
     そんなわけで ネリスが 寝込むたんびに
     彼女の弟の ザジが 看病するそうよ」

あらくれ「奥にいるオッサンは アタマが おかしいんだよ。
     ダーマの神官は ひとり残らず 神殿が うばわれたときに
     皆殺しにされたって ウワサだぜ」

バーテン「魂をくだかれた人は ものすごい絶叫をあげるんです。
      だから 寝込みを おそっても
      ひとりめの魂を くだいた時点で 取り囲まれて おしまいですよ。
      魂くだきに挑戦する者は 殺してでも阻止せよってのが
      この町の オキテですからね」

メイド「生かさず 殺さずってのが
    この地を支配する 魔物たちの やり方みたいね。
    じっさい 魔物に殺される人より
    人間どうしの いさかいで 命を落とす人の方が 多いのよ」


ダーマ神官?「誰も 信じてくれんが
         わしはダーマの神官なんだ。ほ 本当だぞ!
         見張りの目を かいくぐり 命からがら 逃げてきたというのに
         誰にも相手にされんとはな・・・」



(町北側広場。突然三匹の魔物が降りてくる)

魔物「さあ だれか!
   名乗りを あげる者はいないか。 われこそはと 思う者はいないか
   魂の剣に おのれの未来を たくす 勇者はいないか!」

戦士「魂の剣だと?それは いったい何だ」


(声を聞きつけて広場に次第に人が集まってくる)

魔物「人の魂より つくりし魔剣だ。
    その魂の剣を もちいて 五つの魂を くだいてみせよ。
    さすれば その者の勇気をたたえ 
    うばったチカラを返し 自由を与えてやろう」

戦士「そ それは本当か!」

魔物「むろん!現ダーマのあるじ 悪魔神官 アントリアさまは
    平等を おもんじるおかただ。
    たとえ 人間であろうとも 勇気ある者には
    しょうさんを おしまない おかたである。
    さあ おのれの魂をかけて 魂くだきに 挑戦する猛者は
    いますぐ 名のり出るがいい」


スイフー「さっさと うせやがれッ!
      魔物のさそいに のるヤツなんざ この町には いやしねえぞ」


(スイフー、部下二人を引き連れて現れる)


魔物「ぬぅ ジャマがはいったか。だが人間たちよ わすれるな!
    この 地上の牢ごくから 出たければ
    魂くだきに いどむほか ないことをな」


(魔物、どこへともなく飛び去る)


スイフー「ちくしょう 魔物どもめ! 
      昼間っから どうどうと ナメたまねを しやがって!

      さてと・・・
      お前らか?新入りってのは。ようこそ ならず者の町へ。
      オレは この町を たばねる スイフーってもんだ。
      へへ すまねえな。あいさつしに来るのが ちぃとばかり おくれちまってよ。

      さあ 歯ぁくいしばんな。剣とコブシが オレのあいさつだ!いくぜ 野郎ども」


             戦闘開始 スイフー あらくれ ぶとうか


マリベル「ちょっと どういうこと?
      何で あたしたちが スイフーと 戦わなくちゃ ならないのよっ!」


ガボ「スイフーの武器は 鉄球かぁ
   あれを ブンブン ふりまわされたら あぶなくて 近づけねえな」



(戦闘終了。ほぼ確実に負けます・・・というより勝ったの見たことありません)

      


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