キャラクター及び作品紹介のページ その8

νガンダム
(登場作品 劇場作品「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」)


                 時にU.C.(宇宙世紀)0093年・・・

           グリプス戦役以来行方をくらましていた、「赤い彗星」
           シャア・アズナブルが再び歴史の表舞台に姿を現した。


      ザビ家によるジオン独立戦争、エゥーゴとティターンズによるグリプス戦役、
          さらにはハマーン・カーンとの第一次ネオジオン抗争。
     場所を変え、歴史に関わる人々のリストをも変え、繰り返された戦闘の果てに
       残ったのは、結局何も変わらないままの地球連邦政府の姿だった。


     そんな地球の有り様に見切りをつけ、シャアはネオジオンの総帥として
             有史以来最大級とも言える粛清を開始する。
       
       その締めくくりとして行われたのが、アクシズ地球降下作戦であった。
   かつて、ハマーン・カーン率いる旧ネオジオンの本拠地でもあった小惑星アクシズを、
         巨大質量を持った「爆弾」として、地球に降下・爆発させる。
         この作戦が成功すれば、地球は寒冷化、「核の冬」と化し
           人類が生存するに不可能な大地ともなりうるという。
       

      これを阻むべく、戦闘を挑んだのが、ブライト・ノア率いる「ロンド・ベル隊」
   その隊員の中には、ジオン独立戦争(一年戦争)以来の宿敵、アムロ・レイがいた。
          シャアは己のシンボルカラーである深紅の「サザビー」を、
        対するアムロは一年戦争以来のガンダムタイプ「νガンダム」を駆り
       地球の命運と、己自身のプライドを駆け、アクシズを舞台に激突する。
     サイコミュを操り、サーベルで切り結び、MS同士による肉弾戦すらも演じる。
       それは、さながら14年前、「ア・バオア・クー」において、彼ら二人が
       ガンダムとジオングで、あるいは生身同士で戦った時のように・・・


        MS同士の決戦そのものはアムロのνガンダムの勝利に終わった。
    肉弾戦の末にアクシズの岩盤に叩きつけられ、放出されるシャアの脱出コクピット。
           だがしかし、戦略として、シャアは負けてはいなかった。
       作戦の根幹であるアクシズは、ロンド・ベル隊によって分裂されつつも、
           ついに地球降下の軌道に乗ってしまったのである。

        巨大なアクシズを前に、単機立ち塞がるアムロのνガンダム。
       それは勇気か無謀か、ガンダムでアクシズを押し出そうと言うのだ。
       馬鹿なことはやめろと、叫ぶシャアに向かってアムロもまた吠える。


       「貴様ほど急ぎすぎもしなければ・・・人類に絶望もしちゃいない!」





うーむ、うまくまとまらないなぁ。
もっと上手に説明できる人はいっぱいいるでしょうけど、私にはこれで精一杯。

「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」
宇宙世紀シリーズのガンダム前半期の締めくくり
ジオン独立戦争(一年戦争)以来のライバル、アムロ・レイとシャア・アズナブルの決着を
つける意味を込めて、1988年(昭和63年)3月に公開されました。
当時はまだ小学生で、初代ガンダムの本放送を見てはいなかったですし、
ガンダムシリーズ自体にも、さほど興味を持っていたわけではなかったので
ここらへんは、兄から受けた影響が強いです。
その頃受けた印象は、「何かわからんけど、とにかく格好いい」
詳しい舞台背景など知りもしないくせに、レンタルビデオで見たり
兄から借りた本や読んだり、サウンドトラックを聴いてみたり・・・
(音楽にも良いものが多いのが、さすが、という感じなのですが
 唯一残念なのが、私が劇中で一番好きな宇宙戦でのBGMが、
 何故かCDには収録されていないのです。すごくいいのに、勿体無さすぎ)


そんなこんなで、νガンダムは私が一番好きなガンダムです。
上の紹介のラストで使ったアムロの台詞も、物語終盤で使われ
今でも特に心に残っているもの。
結末で生死不明になったアムロとシャアのその後は、一切触れられていません(のはず)
連邦政府の記録では、戦死した扱いになっているそうですが、
ラストでアクシズの下に小さく生じた光が、
(シャアの?)脱出ポッドの光跡だとも言われているみたいです。

どちらにせよ、その後の宇宙世紀ガンダムシリーズである
「F91」や「Vガンダム」で二人の姿はないので
生死に関わらず、歴史の舞台からは退場してしまったも同然なのですが
ラストのそれは、色々憶測を呼ぶ場面です。
別にこれが正しいとか間違ってるとか、決着をつけなくてもいいところかもしれませんね。
謎は謎のまま、憶測は憶測のまま。


ところで今でも続くガンダムシリーズからは、姿を消した彼らとそのMSですが
ガンダムが使われているゲーム関連などでは、今でも現役です。
私としては、古くは「ガチャポンシリーズ3英雄戦記」で、
νガンダム5機の豪華編成で、敵軍をボコボコにしてみたり
同じく4の「ニュータイプストーリー」で、ひたすら修練を重ねて
νガンダムパイロットをエースに育ててみたり。
(どちらのゲームでもアムロ・シャアは初期から既に最高レベルに到達済)
ニュータイプストーリーの場合、有名パイロットが優遇されたシステムなので
無名だとどれだけ育てても、シャアなどの強力パイロットには歯が立たないのがアレですが、
マップ上及び戦闘でかかるBGMが、これまたなかなかよいものです。

そして最近では「スーパーロボット大戦」シリーズなどに登場。
結構長いゲームなので、ここのところのは、なかなかプレイできていないのですが、
ゲーム中は、必ずアムロとνガンダムを中心に育てることにしています。私のこだわりです。
(元々かなり強めに設定されていることが多いので、さほど苦労はないですかね)

新しいシリーズではνガンダムの発展強化版という扱いで
「Hi-νガンダム」という機体も、ところどころで登場しています。
どちらかというとνガンダムの方が個人的には好きですが、こちらもそれはそれでなかなか。
1/100スケールのMGシリーズで発売されたら(νガンダムは2000年に発売済)、
私なら買いますけど、そんな話は出てないものでしょうか?