キャラクター及び作品紹介のページ その5

春日野美鳥
(登場作品 井上和郎作「美鳥の日々」)


                    沢村正治、桜田門高校2年生。
                  通称、悪魔の右手の「狂犬サワムラ」
                   ただいま17歳=彼女いない暦
             
      強靭な右手をふりかざし、ケンカにおいて連戦連勝を重ねる実力ながら、
      その強さがために、むらがるのは敵対する相手と、彼を尊敬する舎弟
                   ・・・とどのつまりが男ばかり。
       高校生の間に彼女を作るのが目標だったが、不良にすら畏怖される彼を、
                 受け入れてくれる人などいるはずもなく。

                  そんな正治に、転機は突然訪れる。
          「誰でもいいから彼女になってくれ」という男の叫びに、応える声。
                 正治にとって、まさに願ってもない答え

     しかし、その声は、本当に彼の、願ってもいない所から聞こえてくるのだった・・・






世界で一番かわいい人面疽?
いや、二や三があるのかどうなのか、私は知りませんけど。

「週刊少年サンデー」で2002年秋から2004年夏まで約2年にわたって
連載された作品で、単行本にして8巻まで刊行されました。
一言で言うと恋愛コメディもの。ただし「右手が恋人」

理由はわかりませんが
とにかく、あまりの強さに悪魔とさえ恐れられたはずの正治の右手に、
突如出現した同年代の女の子、それがこの「春日野美鳥」です。
本体は小倉橋高校の1年生で、正治より一つ年下ということになります。
今までずっと正治に片思いをしていましたが、本人は極度の引っ込み思案で、
おまけに学校は違うしで、全く話せるタイミングが掴めず。
それで長い間気に病んでいた所に生じた、彼女にとっても突然の転機でした。

慣れない生活にとまどいながら、
周囲のややこしい関係をある時は引っ掻き回し、またある時は引っ掻き回されながら
少しずつ二人の間に絆を深めていく。
設定だけ見ると突拍子もなかったり、一部結構マニアックなネタも出てきますが
話の流れ自体は、割とオーソドックスを貫いていると言えるかも知れませんね。
右手状態の美鳥は、本体とは対称的に活発で、おせっかいで、人の話を聞きません(笑)
そのギャップもまた、この作品の楽しい要素の一つです。

なんでこれだけはしゃいでおきながら、ほとんどの人にはバレないんだろうとか、
そもそもどうして右手に美鳥が乗り移ることになってしまったんだろうとか
そんな細かいこと(?)は気にしてはいけません。
タイトル通り文字通り、切っても切り離せない間柄になってしまった
二人の周りで巻き起こるにぎやかな日々を楽しめればそれで良し、でしょう。


なお、連載終了間際の2004年春から夏にかけて
テレビ東京系列でアニメ化もされました。
こちらは全13話で、DVDにすると3巻まで。
ちょっと値は張りますが、なかなか丁寧に仕上げられた作品です。
アニメオリジナルで、正治の方が美鳥の右手になってしまったなんていう話もあったりして。

もう一つ余談ながら、アニメでは美鳥役の声優は中原麻衣さんという方で
昔はともかく、今はあまり声の話に詳しくないので、検索をかけて調べてみたら
「どこかたくましく微妙にヨゴレで笑いを誘う薄幸ヒロイン御用達の声優」と
出てきました。(※「はてなダイアリー」より)
・・・何のこっちゃ(笑)
(でも多少無茶な役もこなせるということですから、
 演技の幅という点において、これは多分誉め言葉なんでしょう。多分)