キャラクター及び作品紹介のページ その７
| ミント・ブラマンシュ （登場作品 「ギャラクシーエンジェル」） |
はるか未来。 銀河中に拡大していた人類による星系間のネットワークは 時空震によって断絶された。 それから６００年余りが過ぎ 「白き月」の技術による恩恵を受けたトランスバール皇国を中心に 人類は再びその栄華を取り戻さんとしていた。 そんな時代に広大な銀河を駆け抜けた５人の少女がいた。 ロストテクノロジーの結晶である紋章機を駆るその姿は まるで天使が舞うようであったという。 人は彼女たちを「ギャラクシーエンジェル」と呼んだ。 ・・・・そんな話だったっけ？ 上の文章、最後の一文以外は、関連本からの抜粋なんですが 果たして、そんなシリアスな物語でしたっけかねぇ（笑） 「ギャラクシーエンジェル」 人並みはずれた強運の持ち主、「ミルフィーユ・桜葉」 恋に焦がれるたくましい（？）女、「蘭花・フランボワーズ」 武器マニアの頼れる姉御、「フォルテ・シュトーレン」 持ち味は不思議な治癒能力と思考回路？、「ヴァニラ・Ｈ（アッシュ）」 それから、このミント・ブラマンシュを合わせた５人が「エンジェル隊」として 宇宙を舞台に所狭しと駆け回る、そんな物語。 いくつかの分野でメディアミックスが行われた作品ですね。 アニメと漫画と、ゲームと・・・それから確か小説もあったような。 ゲームと（あったはずの）小説は触れたことがないので、内容はよくわかりませんが それぞれのメディアによって、キャラクター設定や世界観は同じでも ストーリーは随分違った展開を見せているようです。 たとえば、漫画の方では、前述の「白き月」とか「トランスバール」という存在が はっきりと出ていて、そこにおけるエンジェル隊の使命は クーデターで混乱した世界を収拾させること・・・と、 これは確かに少しシリアスなストーリー漫画。 ですが、多分これらの中では一番有名であろう、アニメでは全く趣きが異なります。 確かにエンジェル隊は軍隊の一部として、トランスバールで勤務しているのですが 任務は悪人退治からネコ探し、ロストテクノロジー回収からゴミ掃除、と手広く手がけ その中でトラブルに巻き込まれたり、トラブルの種になったり。 適度に笑い、適度にドジを踏み、適度にハメを外して、適度に？ヨゴレ役・・・？ とりあえず、例のいくつかの固有名詞の存在はほとんど度外視（※）で 「そりゃないだろう」と言いたくなるような、やや不条理なギャグアニメです。 何回か色んな意味で再起不能になったり、果ては本当に死んだりもしてますが 次の回には、まるで何事もなかったかのように元気に復活。また無茶な道に飛び込んでいく。 まあ、言わずもがな、そこが面白いのですけどね。「考えたら負け」です、多分。 （※一方、漫画では、アニメでレギュラーの、エンジェル隊隊長ウォルコット中佐や 毒舌ぬいぐるみノーマッドは出てきません。こちらは著作権の問題だそうです。 同じ舞台の作品でも、製作会社が違うと、やっぱりそういう権利が発生するんですね） さて、そんなエンジェル隊の一人、ミント・ブラマンシュですが、 イラストのところに表記してあるように、年齢は１６で身長１２３ｃｍの小柄な少女。 エンジェル隊の最年少はヴァニラ（１３歳）なのですが、パッと見た感じでは こっちの方が年下に見える気がしないでもないです。 階級は少尉（エンジェル隊は隊長のウォルコット、中尉のフォルテ以外全員少尉）で 搭乗する紋章機は「トリックマスター」 一見、人当たりは良いのですが、「しっかり」というよりは「ちゃっかり」という感じで 結構腹黒いです。まあ、そこはこのアニメですから、大抵は自滅してしまうのですけど。 着ぐるみが大好きで、気に入ったものを見つけると着らずにはいられない。 それが元でおかしな算段を働かせたり、墓穴を掘ったりするのもしばしば。でも懲りない 計算高いようで、案外学習能力はないかも。 ところで、設定によるとブラマンシュ家というのは、トランスバールに名高い資産家の一族。 本来、ミントはそこの令嬢ということになるのですが、 親の干渉を逃れるために、エンジェル隊に入隊した・・・という経歴があるそうです。 でも、やってる仕事はアレですけど、一応軍隊ですよ？あえてそっちの道を選びますか。 よほど家がイヤだったのか、そういえば彼女には人の心を読む能力があるそうですが・・・ まあ、多少危険が伴っていても、屋敷にいるより、 部隊で、大雑把だけど、その分裏も表も何にもないサッパリした仲間たちと 一緒にハメを外している方が、性に合ってるのかもしれませんね。 人間、自分が最も輝く場所で生きるのが一番です。 |