キャラクター及び作品紹介のページ その18

柊(ひいらぎ)まいん
(NHK教育「クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!」)


柊まいんは小学5年生
パパはルポライター、ママは漫画家
そしてまいん自身は、みんなに夢を届けるアイドル目指して
★★★(三ツ星)音楽学校で今日もがんばる11才!
・・・のはずだったんだけど

せっかくめぐってきたデビューのチャンスで
緊張のあまり、歌をめちゃくちゃに歌ってしまう、まさかの大失敗
歌番組出入り禁止を言い渡されてしまう
「キャベツ畑でのびのび歌えって社長ぉ〜」
「デタラメ歌えとは言ってない!!」

歌えないキャベツ、もといアイドルを養う余裕はない
このままでは音楽学校も退校処分に?
「アイドルになりたいです!クビだけはイヤですー!」


ところが、捨てる神あれば拾う神あり?
歌番組でまいんが歌ったキャベツの替え歌が
新番組となる「クッキンアイドル」のプロデューサーの目に留まり
そのオーディションを受けられることに。
まいんにとって、まさにこれがラストチャンス!

・・・でも、

「わたし・・・お料理なんかしたことないのに・・・どうすればいいの?」





私がこの番組を知ったのは、放送がずいぶん進んでからのこと
仕事が休みで、たまたまチャンネルを合わせたら、たまたまやってて、
で、またもや見事にコケたという。おかげさまで、毎日の楽しみが一つ増えました。
むう、教育番組でこんなかわいいキャラを使うとは・・・
でもそう言えば普段仕事から帰った後、夕飯食べながらニュース見てると
マスコットキャラを使った天気予報をやってるよなぁ・・・恐るべし、NHK。

それはさておき、最初に書いたのは第一話の大まかな流れ。
ここでも落ちたら今度こそクビ!と進退窮まったまいんがその日、
人間の食卓を守る、「なんでも パクパク おいしい同盟(略称:NPO)」所属の
駆け出し妖精ミサンガと出会います。そして、オーディションに見事合格。
料理に取り組む「クッキンアイドル」となったまいんが
パートナー・ミサンガのアドバイスを受けながら
いろんなテーマをもとに、彼女なりの工夫を凝らした料理を作る番組です。


平日の夕方5:40〜5:50にNHK教育で放送。
10分間のうち、前半がアニメで、後半が実写
アニメの話の中でひらめいたアイデアをもとに、
実写パートでその料理を実際に作ってみるというのが基本です。
ちなみに、NHK教育の番組だからか、2週同じ内容が放映されます。
これは主に午前中に放映される15分単位の教育番組と同じしくみ。

2009年3月30日から始まり、2010年度も続行、2年目に入りました。
その間に、前述の通り「料理をしたことがない」まいんも
(もちろん、これはこの番組を見て、初めて料理に挑戦する子たちに合わせた設定。
 「5年生だったら家庭科は?」と思いましたが、改めて考えてみると
 家庭科は5年で初めて習うので、最初はせいぜいお茶入れくらいしかしてませんな)
フライパンを手に入れ、包丁の使い方も覚え、だんだん腕前を上げてきています。

合言葉は「おいしい料理で〜みんな、ハピハピハッピー!」
そして、料理が出来た後に「みんなも作って、ア・ラ・モード♪」
ハピハピハッピーは、もちろんHappy(幸せ)から。
ア・ラ・モードはフランス語で「流行の」「最新の」という意味があるそうなので
「みんなも新しい料理に挑戦してみてね!」といった感じの意味合いになるのかな?

(余談ですが、このothersコーナーの第一号、ソレイユ様が登場する
 ゲームのタイトルも「魔女っ娘ア・ラ・モード」だったなぁ、と。
 正確な意味はともかく、何となく「楽しそう」というふうな感じのする言葉でもあるかも)


1回10分、展開が速いのですぐ終わっちゃうのが残念でもありますが、
テンポがいいので見てて飽きない。何より演技がしっかりしてる。これがすごい。
声優に子役をたくさん割り当てられるのは、
子どもを使う番組の多いNHKならではと思いますが、どの子もしっかり台詞をしゃべってる
本職です、と言われても納得しちゃいますよ、私。
主人公まいん役の福原遥さんに至っては、アニメと実写と両方こなしちゃうんだから
大したものです。なかなかできることじゃないはずですよ、これ。

そんな努力が実ってきたのか、番組の注目度も上がっているようで何よりです。
でも何と言っても、金曜日のクッキンフレンズのコーナーで
子どもたちからのおたよりが届く。これが微笑ましいし、嬉しいじゃないですか。
質問やイラストはもちろん、まいんの衣装を着たり、ポーズを真似してみたり、
中には、放送中に取り上げた料理を作りました!という
食育番組として、してやったり!みたいな反応もある。
子ども向け番組である以上、やっぱり子ども心に響いてこそ、ですからね。いいことです。


NHKの子ども番組、私にとっても馴染み深いものです。
まず思い出すのは何と言っても、「おかあさんといっしょ」のじゃじゃまる・ぴっころ・ぽろり
NHKのイメージキャラクターといえば、この三人というくらい刷り込まれてます
のっぽさんとゴン太くんの「できるかな」も好きだったし
(ナレーション役のつかせのりこさんが亡くなったと聞いたときにはショックでした…)
「おーい!はに丸」「たんけんぼくのまち」という番組もありました。
「さわやか3組」は学校で道徳の時間に見ました。
サンサンサン太陽の〜光〜♪って今でも歌えます。名曲です。
歌と言えば、「みんなのうた」
とりわけ、「切手のないおくりもの」や「メトロポリタン美術館」などが心に残ってます。
ああ、それからアニメで「スプーンおばさん」や「ニルスのふしぎな旅」もあったなぁ。
「三銃士」もやってましたね。これのおかげで他の三銃士作品を見た時には
「アラミスって女じゃないの!?」って本気でびっくりした覚えがあります。
それに、酒井法子さんの事件は残念だったけど、
これの主題歌だった「夢冒険」は間違いなくいい曲なんですよ。
・・・と記憶を掘り起こせば、まだまだ出てくるでしょう。キリがないくらいに。

そんな感じで、子どもの頃見て、今でも覚えてる番組って結構ありますよね。
だから、今の子どもたちなら、きっと福原遥さん演じるまいんちゃんを
心に残してくれるんじゃないかな、と思っています。

素敵な仕事です。
苦労もあるでしょうけど、どうか元気でがんばってくださいと願ってやみません。